市川市中央図書館には26人の司書が勤務しています。気になる、その仕事内容について聞きました。

公開 2025/03/01(最終更新 2025/02/26)

ちいき新聞ライター

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本の整理、修復…図書館司書は日々多忙

市川市立図書館
延々と続く書庫

出勤すると入り口横の「本の返却ポスト」内の本を、前日までに返却された本と合わせて書架(本棚)に戻しながら、利用者が探しやすいように整理します。

本の破損がある場合は修復も。

予約の本を書架および書庫から取り出して予約受取コーナーに並べ、予約者にメールで連絡します。

中央図書館の蔵書は約80万冊。取り出す本は1日1,000冊になることも。

新しく加える本の選定も司書の仕事です。

館内のレファレンスカウンターでは「昔読んだ本の題名が分からないので探して」などの要望に、司書の経験と知識を生かしてお手伝い。

特集展示コーナーでは市川市内の高校生が作成したお薦め本のPOPを展示中。

このような市内の中学生や高校生の発表の場も作ります。

市川市立図書館

イベント「本の福袋」では「こどもだってラクじゃない!?」「テレビはお好き?」などのテーマ別に本を選定。

多くの本を知る司書の腕の見せどころです。

市川市立図書館
好評のイベント「本の福袋」

こどもとしょかんでのお仕事って?

市川市立図書館
外から見たこどもとしょかん
市川市立図書館
室内の様子

市内の「こどもとしょかん」はここだけ。

海をイメージした館内がお父さん、お母さん、子どもたちに人気です。

司書は児童書にも詳しいので、絵本探しや上手な読み聞かせ方をアドバイス。

絵本や紙芝居の読み聞かせでは、司書が話の内容に合わせて照明の色を変え、雰囲気を出します。

市川市立図書館
おはなし室のドーム型照明
市川市立図書館
お父さん・お母さんへのアドバイス

中央図書館とこどもとしょかん、それぞれの室内の隅々にまで司書の心遣いが感じられました。(取材・執筆/平田涼)

※問い合わせ
電話番号/047-320-3346 市川市中央図書館(直通)