数々の映画やドラマの撮影監督を務め、代表作のドラマ「相棒」では23年間、撮影を続けてきた会田さん。大阪芸術大学では客員教授として学生の指導にも当たっています。

公開 2025/08/09(最終更新 2025/08/01)

nicoai

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絵本「ねむたいひつじのぼうや」の著者。子育て学び広場にこあいを運営。オンライン子育て相談・講座・執筆活動や、主に習志野市でママサークルや親子遊びなどの地域活動を通して、「にこにこ愛情いっぱい子育て」を応援しています♡Instagram/@aco_nicoaimama

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好きや得意を武器に映画撮影監督へ

八千代市生まれの会田さんは、小さい頃、落ち着きのない子だったそう。

バイクレーサーやミュージシャンに憧れましたが、現実の厳しさを感じたと言います。

父親の影響で小学生の頃からカメラに触れ、「映画撮影ならオリジナリティーやクリエーティビテーが発揮できるのでは」と思うように。

最初は千葉テレビでアルバイトしながら撮影に関わるさまざまな仕事に挑戦。

好きなことに一直線に向かう行動力とバイクや音楽の知識を武器に、業界で一目置かれる存在になっていきます。

カメラマン 会田正裕さん
会田正裕さん

現在、ドラマや映画撮影の他、撮影機材の開発、学生への講義など次世代へ映像の仕事をつなぐ活動も行っています。

カメラマン 会田正裕さん

カメラを向けた先の感情を味わう

国内外で活躍している会田さんですが、拠点はずっと八千代市。

妻は中学校の同級生で、両親も八千代市在住。

妻が地域で熱心に教育の仕事をしていたこと、適度な自然や商業施設があり、住みやすく子育てしやすかったのが大きな理由だそう。

市内在住のカメラマンとして「八千代台フォトコンテスト」では審査員も務めています。

常にカメラを持ち歩き、撮りたい瞬間は逃さず撮影。

カメラマン 会田正裕さん

「目で見たもの」を撮るのではなく、「感じたこと」を自分の感情と向き合いながら撮影するとのこと。

例えば、軒先に咲く雑草の小さな花を写せば、摘み取らなかった家主の優しさを感じる作品に。

会田さんの手にかかると「感情の記憶に触れる写真」となります。

カメラマン 会田正裕さん 会田さんが撮る八千代の風景
会田さんが撮る八千代の風景
カメラマン 会田正裕さん 視線の先を想像したくなる一枚
視線の先を想像したくなる一枚
カメラマン 会田正裕さん 一瞬の光と陰を切り取る
一瞬の光と陰を切り取る
カメラマン 会田正裕さん サイズ感が不思議な瞬間
サイズ感が不思議な瞬間

何げない風景が誰かの記憶に寄り添う一枚に…会田さんの視点でカメラを構えてみると、見慣れた街を散歩している時も宝もの探しになりそうです。

会田正裕さんnote/https://note.com/a_life8