新型コロナウイルス感染症の流行により、結婚式は大きな影響を受けました。コロナ禍を経て、結婚式はどう変わったのか? 結婚式の意識の変化などについて、ブライダルのプロにお話を聞きました。
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公開 2025/09/24(最終更新 2025/09/24)

編集部 石田祐葵子(いしだゆきこ)
編集/ライター/漫画家/イラストレーター 埼玉県出身、東京都江東区在住です。以前は漫画業界にいました。漫画の師匠は安野モヨコ先生です。『江ノ島高校ワンダーフォーゲル部』で検索!今は「ちいき新聞」編集者。千葉県いいところですね!★Twitter★@LoveMtmoutain
記事一覧へ少人数婚で自分たちらしい結婚式が人気
教えてくれたのは…

現在は、少人数婚がすごく増えております。
家族婚や趣味婚など。
キャンプがお好きな新郎新婦さまは、大きなテントを張られ、ケーキもキャンプ風のデザインにされたり、野球好きの新郎さまは、ユニホーム姿で入場されたり、推しのアーティストがいるお二人は演出にそのアーティストを取り入れたり、自分たちの本当にやりたい演出だけを入れられるのが趣味婚の良さと思います。
ご家族だけの結婚式もありますし、ワンちゃんと一緒に参加を希望する方もいらっしゃいますよ。
アットホームな雰囲気でお二人も緊張せず、リラックスして挙式されているのが印象的です。
新型コロナが流行する前に見学が始まり、「こんな結婚式にしましょうね」と打ち合わせも進んでいって、途中から緊急事態宣言が発令されてしまい、中止を余儀なくされたこともありました。
マスクで参加など工夫をして挙式をされるお二人も。
でも、コロナ禍が収束し、お子さまも生まれて落ち着かれてから、お子さまも一緒に参加して結婚式などを挙げられた新郎新婦さまもいらっしゃって、こちらも感無量でした。
夢や憧れをかなえる感謝を伝える場は変わらず
教えてくれたのは…

コロナ禍以前と比べて、結婚式自体の数が減ってしまい、ご友人やご親戚の式に参加する機会も減り「式に一度も列席したことがないけれど結婚式を挙げたい」と相談にいらっしゃる新郎新婦さまもいます。
打ち合わせの際に、「入籍するだけで結婚式を挙げていない方も多くいらっしゃいますが、なぜ結婚式をしたいと思ったのですか」と必ずお伺いしております。
新郎新婦さまからの返答は「漠然とやりたいと思って。ドレスが着たいから。両親に感謝を伝えたい」など、コロナ禍以前も今もお答えの内容は変わっておりません。
成田空港周辺ホテルは、日本全国からゲストを呼びやすく、東京で披露宴をするよりも宿泊と結婚式両方とも予算的に新郎新婦さまに優しい提案ができる立地の利点があります。
コロナ禍が収束してゲスト参加型の演出キャンドルリレーなど以前はできなかった演出ができるようになり、どの挙式もお二人ならではで印象に残りますが、披露宴がめでたくお開きになって「やっぱりやって良かった」とのお声を聞くと、お手伝いできて良かったなと思います。
コロナ禍以前もコロナ禍後も、結婚式は夢や憧れをかなえる場、感謝を伝える場だなと感じております。