パキスタンのペシャワールやアフガニスタンで医療活動を始め、干ばつが襲うと「病気どころではない、治療以前に水を確保せねば」と井戸を掘り、干ばつの悪化で飢餓が迫ると、用水路を建設。農地を蘇らせ65万人の命を支えた中村哲さん。その死から6年。映画「医師中村哲の仕事・働くということ」(47分)を上映し、中村さんの35年の活動を振り返ります。
公開 2025/10/26(最終更新 2025/10/24)
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東京生まれ。月の出ている日は必ず見つけて写真に撮りブログにアップする月大好き人間です。果物を食べながら、「この果物はどうやって生まれてきたのかな?」とすぐ考えるタイプ。ちなみにプロフィール写真は、以前記事作成のために撮影した栗の赤ちゃんです。
記事一覧へ没後6年、中村さんの偉業を継承
当日は、看護師として30年間現地で中村哲さんを支え、今はペシャワール会のPMS支援室長として活躍中の藤田千代子さんが登壇。
中村さんの死後も、医療や用水路工事の仕事が引き継がれている様子などを聞かせてくれる予定です。

日本国憲法の実践者だった中村さん
日本国憲法を「世界に冠たる平和憲法」と誇りにしていた中村さんは、「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和に生存する権利を有することを確認する」とした憲法前文の言葉を実現した実践者でした。

戦乱や干ばつで荒廃した状況下でも武器を持たず、現地の人々と力を合わせ、その生存権を守り抜いた中村さんを「歩く日本国憲法」と呼ぶ人もいます。
このイベントでは、そんな中村さんを尊敬する一人・元文部科学事務次官の前川喜平さんも登壇。

国民の選んだ代表の下で仕事をしつつ、「日本国憲法を尊重し擁護する義務を負う」(憲法99条)公務員として苦労や腐心を重ねた38年のあれこれや、教育問題などを、縦横に話してもらえそうです。

平和の実現に大切な事は何か、この機会に考えてみては。

2025中村哲さんの会~命の水、共に在り~
日時/11月9日(日) 正午~午後4時半(午前11時30分開場)
場所/船橋市民文化ホール
住所/千葉県船橋市本町2-2-5
入場料/1,000円 高校生以下無料
定員/1,000人
問い合わせ
メール/haru-aikawa@circus.ocn.ne.jp 相川