鎌ケ谷市では、言葉や文化の違いで孤立しがちな外国人親子を支援する育児教室を実施。6カ国の親子が参加し、育児の悩みを共有しながら交流を深めています。

公開 2025/10/30(最終更新 2025/10/22)

ちいき新聞ライター

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パラグアイなど6カ国6人が参加

鎌ケ谷市は2025年度の育児教室を、増え続ける外国人親子を対象に行っています(全3回)。

鎌ケ谷市の児童センターで外国人親子の集い 丸くなった外国人親子の間を元気に歩き回る中国の女の子
丸くなった外国人親子の間を元気に歩き回る中国の女の子
鎌ケ谷市の児童センターで外国人親子の集い 保健師を交えての自己紹介コーナーで形合う外国人親子
保健師を交えての自己紹介コーナーで話し合う外国人親子

言葉と文化の違いで孤立しやすい外国人親子が地域とつながって楽しく育児できるように支援するもの。

市内在住の3歳未満の子ども(22カ国94人)がいるファミリーに招待状を送り、9月中旬に北中沢児童センターで第1回が行われました。

集まったのは6カ国6組の親子。

南米パラグアイのユイちゃん(5カ月)のママは、来日17年で鎌ケ谷市在住12年。

3人目の子育てに奮闘中で、緑地と公園が多い鎌ケ谷市は大好きだそうです。

保健師、保育士ら5人が見守る

中国のジョ・アヤちゃん(1歳)は歩き回って元気いっぱい、ベトナムのミン君(1歳)は都内から9月に移住してきたばかり。

鎌ケ谷市の児童センターで外国人親子の集い 鎌ケ谷市に来て早々のミン君とママさん
鎌ケ谷市に来て早々のミン君とママさん

二人は年齢が近く、ママたちは美しい街並と静かさに満足しているとか。

モンゴルのネグール君(8カ月)は元気にハイハイしながら笑顔を振りまきます。

シリアのハーゼム君(2歳)は遠慮がちにおもちゃで遊び、タイの真伍(しんご)君(1歳)のママは「5歳のお兄ちゃんがいます。2月に都内からきました」と自己紹介しました。

鎌ケ谷市の児童センターで外国人親子の集い 打ち解け合うベトナム、パラグアイ、モンゴルの親子
打ち解け合うベトナム、パラグアイ、モンゴルの親子

保健師、保育士らが見守るおしゃべりタイムでは、各国の名物料理や有名観光地などを紹介し合い、打ち解けた参加者たち。

鎌ケ谷市の児童センターで外国人親子の集い 地域の子どもたちと体操の準備
地域の子どもたちと体操の準備

最後、「ふれあいスキンシップ」では部屋中に笑い声が響き、全員大満足の様子でした。
(取材・執筆/マット)

第3回外国人親子の集い
日時/11月4日(火)午前10時~正午
場所/鎌ケ谷市中央児童センター
住所/千葉県鎌ケ谷市南初富3-19-31
参加費/無料
持ち物/バスタオル、赤ちゃんの飲み物、おむつなど
※問い合わせ
電話番号/047-445-1393 鎌ケ谷市役所健康増進課母子保健係