「生産」して「対価」をもらい「消費」する社会の仕組みを、こどもたちがまちをつくることで学んでいく「こどものまち」。松戸市では今年初めて企画されました。
公開 2025/10/28(最終更新 2025/10/27)
まちづくりから充実感や達成感も
企画したのは松戸市子ども政策課。
「こどものまち」は他の地域でも開催されていて、体験を通してこどもたちの自己肯定感や自己有用感を高めたいという狙いから採用に。
同課の石井さん、中野さんは「こどもたちが社会の仕組みを考えるきっかけや、社会の一員としての気づきを得る機会になれば」と話します。
まちの仕組みやルールを考える運営メンバー(市内小学5年生〜中学生)15人、当日スタッフとして参加するクラブメンバー(同小学3年生〜中学生)20人が公募で集まり、開催に向けて準備を進めています。
将来の地域づくりの人材育成にも
取材の日は、まちを動かすシミュレーションが行われていました。
まずは店の仕事として射的、スライムの班に分かれゲームの内容やルール、宣伝方法などを決めていきます。
困ったときはサポートメンバー(高校・大学生)が優しくフォロー。

「声かけは年の近いメンバーが担い、一緒に乗り越えることが重要」として、大人はなるべく見守ります。
店の仕事が決まったら、いよいよシミュレーション。
「市役所」などの公共の仕事、店の仕事、客役に分かれて体験しながら、小さなまちの仕組みについて理解を深めます。

運営メンバーの岡田絢瞳(あやめ)さん(中学3年生)は「意見を言ったりする経験が大人になった時に役立つと思う」と話してくれました。
こどもたちが考えた「理想のまち」がいつか実際のまちづくりに生かされるのではと期待が高まります。
どんなまちになったのか、11月9日(日)の当日をお楽しみに。
(取材・執筆/yuu)

日時/11月9日(日)午前11時~午後3時
場所/流通経済大学 新松戸キャンパス1号館 学生ラウンジ
住所/千葉県松戸市新松戸3-2-1
参加費/無料、事前申し込み制(当日枠あり。参加者多数の際は入場規制の可能性あり)
問い合わせ
電話番号/047-704-4007
松戸市子ども政策課