9月15日、千葉市中央区の蘇我コミュニティセンターで、中学生が自らの主張を発表する大会が開催されました。この大会は千葉県青少年総合対策本部および独立行政法人国立青少年教育振興機構が主催し、昭和54(1979)年度から続く歴史ある催しです。
公開 2025/11/21(最終更新 2025/11/17)
ねんじ
3人の男子の育児に奮闘中の母ちゃんライター。趣味は、寝ること、食べること、時々キャンプ。身近な地域でキラリと輝く人や物に目を向け、読んだ人が元気になれるような記事を書くことが目標です。
記事一覧へ等身大の言葉で自分の思いを伝える
本年度は県内在学の925人から作文応募があり、その中から選ばれた12人の中学生がそれぞれの体験や考えを発表しました。

平和大使として広島を訪れ、戦争の恐ろしさを実感した生徒は「歴史を知ろうとし、伝えていくことの大切さ」について語り、性別で区別されることに違和感を抱いていた生徒は、「誰もが自分の色で輝ける社会の実現を願い、私自身も自分らしく生きたい」と声を強めました。
どの発表も実体験に根差した気づきや未来への希望にあふれ、会場は温かな感動に包まれました。
言葉が紡ぐ未来への希望
最優秀賞に輝いたのは、長生村立長生中学校2年生の大曾根丈悠(おおぞね ともひさ)さん。
闘病による入院生活の中で、出会った人々との交流を通して前向きになれた体験から、「人と人とのつながりの大切さ」を力強く表現し、聞く人の心を打ちました。
大曾根さんは千葉県代表として全国大会への推薦が決定。
審査員長は、「言葉には、人の心を動かす力があると感じました。皆さんの問題意識がこれからどう育っていくのか楽しみです」と講評しました。

この日語られた若者たちの熱い思いは、きっと彼らの未来を照らす道しるべとなることでしょう。
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千葉県環境生活部県民生活課 子ども・若者育成支援室