温泉に行くと効能の表示に「リウマチ」の文字。
よく目にする疾病名ですが、どのような病気なのでしょうか。
また、「リウマチ」とお風呂についても、リウマチ患者のサポートに力を入れている薬剤師さんにお聞きしました!
教えてくれたのは…

ユニスマイル薬局 イルカ店 薬局長 秋山恵美子さん
公開 2025/11/19(最終更新 2025/11/18)
編集部 石田祐葵子(いしだゆきこ)
編集/ライター/漫画家/イラストレーター 埼玉県出身、東京都江東区在住です。以前は漫画業界にいました。漫画の師匠は安野モヨコ先生です。『江ノ島高校ワンダーフォーゲル部』で検索!今は「ちいき新聞」編集者。千葉県いいところですね!★Twitter★@LoveMtmoutain
記事一覧へQ.「リウマチ」とはどんな病気ですか?
A.「リウマチ性疾患」とは、関節や筋肉などが痛む病気の総称です。そのうちの一つである関節リウマチは、免疫の異常により、主に手足の関節が腫れたり痛んだりする病気です。進行すると関節の変形や機能障害を起こすこともあります。日本人の0.5~1%ぐらい(70万~100万人)の患者さんがいるといわれていて、その7割以上が女性です。

Q.お風呂に入らない方がいい時は?
A.発症して炎症が強く出ている時は、お風呂は控えた方がいいです。関節が熱を持っている、熱が出ている場合、腫れてジンジンしている状態は炎症が落ち着いてから入浴しましょう。また、膝や、股関節が悪い人は、お風呂で滑って転ばないよう、注意が必要です。体を洗いにくい時は、便利な入浴グッズも売っているので、探してみてください。

Q.お風呂はリウマチに効果があるのか?
A.温まると血流が良くなるので、こわばりや痛みを改善する効果が期待できます。一般的に40度前後の温度がいいといわれています。関節リウマチは、朝起きた時に体がこわばって、関節がうまく動かないという症状が出やすいのですが、温めると動きやすくなります。お風呂に入るのが大変な人は、部分浴などもおすすめです。

Q.おすすめの入浴剤はありますか?
A.炭酸が入った入浴剤などは、血管が拡張し血流が良くなるので良いと聞きます。ドラッグストアや薬局などで薬剤師に聞くのもおすすめです。薬剤師に話しかけづらい場合や、一から症状を説明するのが大変な時は、「かかりつけ薬剤師制度」を利用してみましょう。患者さんが薬剤師を指名できる制度で、気兼ねなく患者さんにあった薬の相談や健康に関する相談ができますよ。
かかりつけ薬剤師制度について/https://unismile.co.jp/customers/035-2/
