「いつでも・どこでも・だれでも」できる「やちよ元気体操」。2005年、心身機能の維持・転倒予防を目的に八千代市が考案・作成したオリジナル体操です。
公開 2025/12/07(最終更新 2025/12/05)
地域ぐるみの健康づくりを
同市ではHPで体操の動画を公開し、翌年にはその普及を目指す「やちよ元気体操応援隊」養成講座を開設。
以来、受講者数は千人を超え、応援隊員を中心に活動する体操グループは100近くを数えるほどに。
地域に根差した健康づくりと交流の輪が広がる中、2019年、同市北西部の麦丸地域に「麦の会いきいきサロン」(以下、麦の会)は誕生しました。

みんなで話して笑う、それが大切
豊かな自然が残る一方、隣家が遠く、高齢者の単身世帯も増える麦丸地区。
コミュニティーの希薄化を感じていた周郷光枝さんは、73歳の時に同区の回覧を通して「元気体操」の仲間を募り、16人で活動をスタート。

その後「応援隊」に登録し、1年後には介護予防サロン「麦の会」を発足します。
「年齢を重ねても元気に、楽しく、和を大切に」。
そんな思いを共有し「元気体操」はもちろん、脳トレゲームや音読、卓球など、多彩なプログラムを楽しむひととき。

「みんなで体を動かすと楽しい」「この集まりが、何より優先」にぎやかに笑い合う仲間たちは、夏は浴衣で盆踊りを、新年には福祉施設で日本舞踊を披露するなど活躍の場を広げています。

市や地域包括支援センターと連携して行う体力測定や認知症予防講座なども充実。
健康づくりを軸に、温かいつながりが育まれています。
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