船橋の自然の「いま」を知る、10年に1度の大調査。スマホアプリを使用した市民調査もあり、今回は19地域で2632種もの生き物が確認されました。
公開 2026/06/19(最終更新 2026/06/08)
スマホで生き物を撮影しデータ収集
船橋市では、市内の自然環境の現状や変化を把握するため、1999年からおおむね10年ごとに大規模な自然環境調査を実施しています。
3度目となる今回は、19の地域で専門員が調査を行う「専門調査地域」と、市民や市民団体が参加する「市民調査地域」に分けて調査が行われました。

今回の調査では、対象地域で2632種の生き物が確認されました。
市民調査ではアプリを活用し、スマホで撮影した生き物の写真を投稿する形式でデータを収集。
また、季節ごとに専門員による現地調査イベントも開催し、アプリの使い方や生き物の探し方を学べる機会を設けました。
調査結果の詳細をまとめた報告書の冊子「ふなばしの自然令和6〜7年度船橋市自然環境調査」は、市役所をはじめ、学校や図書館などに順次置かれる他、市のホームページからもダウンロード可能です。
また、今回の結果を基礎資料として、市の生物多様性を守り、持続可能な形で生かしていくための計画「第2次生物多様性ふなばし戦略」を2027年3月に策定する予定です。
アプリで手軽に生き物探し
市民調査で使用されたのは、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」、生き物をスマホで撮影し、アプリに登録するだけでAIによって自動で種を見分けることができます。
今回の調査では、1万件を超えるデータがアプリから寄せられました。
市の担当者は「今回初めてアプリを使用しましたが、市民の皆さんからは簡単にできると好評でした。これを機に、これからも気軽に船橋の自然に触れ合ってほしいですね」と語ります。
調査で見つけた生き物
【カワセミ】

青とオレンジの鮮やかな体色が特徴の鳥。
全長17cmほどの小さな体で、河辺の枝に止まり獲物を探す姿が見られる。
愛らしい見た目とダイナミックな狩りで高い人気を集めている。
【オオタカ】

里山や樹林に生息する猛禽(もうきん)類。
大きさはカラス程度で、ハトやムクドリなどの鳥類や小型哺乳類を餌とする。
市街地の緑地や都市部の公園などでも見られることがある。
【ニホンアカガエル】

水田や湿地に生息するカエル。
カエルの中では産卵が早く、1月から卵が見られることも。
以前はどこでも見られたが、水場の減少に伴いその数が大きく減ってきている。
【キンラン】

春に黄色の花を咲かせるランの仲間で、落葉樹林に自生する。
土壌中の菌類や他の樹木と共生関係にあるため、その環境を離れると生育できず、栽培や人工繁殖はできない。
現在、絶滅危惧植物に指定されている。
ふなばし生物多様性ポータルサイト/https://www.city.funabashi.lg.jp/machi/kankyou/010/p126240.html