さわやかちば県民プラザ内にある「千葉県体験活動ボランティア活動支援センター」では、ベルマークなどの回収ボックスを設置。

福祉団体や被災地の支援、リサイクルなどに役立てています。

収集ボランティア
▲回収箱は受付裏の情報コーナーに設置

公開 2021/03/18(最終更新 2021/03/17)

ちいき新聞ライター

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使用後の歯ブラシなど5種類回収

回収しているのは、使用済み歯ブラシと切手、書き損じはがき、ベルマーク(使用済みインクカートリッジを含む)、使い捨てコンタクトレンズの空ケースの5種類。

どれも捨てればごみですが、集めて送れば社会に役立つ貴重な資源となります。

「収集ボランティアは、子どもから高齢者まで誰でもできます。ちょっとした手間が社会貢献につながるのが魅力です」と、同センターの小菅嘉子さん。

収集ボランティア切手
▲使用済み切手は消印ごと切り取る

使用済み切手と書き損じはがきは、福祉団体や千葉ユニセフ協会などに寄付し、活動を支援。

収集ボランティア ベルマーク
▲ベルマークは余分な部分は残さず線に合わせて切り取る

べルマークは寄贈先を指定してベルマーク財団に送っており、次回は福島の被災地支援に利用されるそうです。

歯ブラシと空ケースは、回収プロジェクトを行っている団体へ寄贈し、新たな製品に生まれ変わります。

歯ブラシは、柄の部分が再生されるので、軽く洗って乾かせば、掃除に使ったものでも大丈夫。

ただし、使い捨て用や電動は回収できないので注意しましょう。

収集ボランティア使い捨てコンタクトレンズ
▲使い捨てコンタクトレンズの空ケースはアルミシールをしっかりと剝す

また、空ケースは、リサイクルで得た収益が日本アイバンク協会に全額寄付され、角膜障害者の視力回復などに役立てられています。

被災地などの支援に加え、環境問題にも貢献できる一石二鳥の取り組みです。

ボランティア活動などを記録しよう

同センターでは、体験活動やボランティア活動をした日時や場所、内容を書き込める「ちば活動ポートフォリオ」を昨年作成し、配布しています。

きっかけは、同センター主催の子ども対象の活動をボランティアでサポートしていた高校生が、活動の証明が欲しいと相談に来たことだったそうです。

小菅さんは、「自分で記録を残せるものがあればと思いました。感想も書けるので、活動した時の気持ちを振り返ったり、入試や就職の際に活用したりしてもらえれば」と話しています。(取材・執筆/琉)

ポートフォリオはホームページから ダウンロードもできる
▲ポートフォリオはホームページからダウンロードできます

千葉県体験活動ボランティア活動支援センター

住所/千葉県柏市柏の葉4‒3-1(さわやかちば県民プラザ内)

電話/ 04-7135-2200(火・木・土曜 午前9時~午後5時)

回収ボックスは、県民プラザ開館時利用可(月曜休館)

ポートフォリオ/https://www.skplaza.pref.chiba.lg.jp/volunteer/frombol/portfolio