事前にレッスンを受け、本番はダンサーとしてきらりホールのステージで踊る斬新な企画。
「あのきらりの舞台に立てるの!?」心躍らせながら記者自ら体験しに行ってきました。

公開 2021/04/13(最終更新 2022/03/08)

編集部 ゆりか
編集部所属の取材記者。白井市出身、船橋市在住。コンテンポラリーダンス、ヨガ、ズンバ、バレエなどとにかく踊るのが好き。取材執筆も好きだが、地図が読めないため取材前はいつも軽く迷う。食べ盛りの夫と3人の子育てに奮闘中。
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ジャズ、タップ、バレエの中から好きなジャンルを選び、本番前日までに2時間のワークショップ(以下WS)を受けて最終日に舞台へ…というのが当初の予定でした。
緊急事態宣言の影響でWSは当日のみになってしまいましたが、スタッフや先生方の尽力により、自宅で自主練習できるようにと事前にダンス動画が到着。
格好いい先生の動画を見てワクワクしながら振り付けを懸命に覚え、3月13日の本番に備えました。

運営担当の榎本美紅さんは「参加しやすいWSにして、誰でもステージに立つ楽しさを味わってほしかったのです。コロナ禍で言葉によるコミュニケーションは難しい今ですが、ダンスは言葉のいらないコミュニケーションなので」と企画意図を語りました。
スター気分で、いざ舞台へ
当日は振り付けの確認をしたり、立ち位置を決めたり。
思った以上に時間がたつのが早いです。
初対面の人がほとんどでしたが、ダンスとは不思議なもの。
一緒に踊ると内面が透けて見えるようで、すぐに心の距離が近づきます。
目を合わせて笑顔になれるのです。
リハーサルを経てあっという間に本番。
白のロングドレスに身を包むと気分はすっかりバレリーナ。
お客さんが来てドキドキしてきます。
さあ、舞台へ。

踊りだせば緊張していたのも忘れ、音楽と周りと一体に。
猛烈に楽しく、心と体が歓喜であふれ、最高の気分でした。
5歳から70代まで一生懸命踊っています。
今ここにいることを楽しんでいます。
その姿を見るのもうれしく、すがすがしい気分でした。

そして先生方も高度なダンスを披露。
磨き抜かれた圧巻の踊りに見ほれてしまいます。

最後は参加者と観客が一緒に「スマイル」を踊り締めくくりました。
感染症対策を強化しながらも、趣向を凝らした演出で観客も楽しめ、参加者もスポットライトを浴びてステージに立てた新鮮なイベント。
心に残る忘れられない一日になりました。
ソーシャルディスタンスは取りつつも、心の距離がグッと近づくダンスというコミュニケーション。
今回あらためてダンスの素晴らしさ、力強さを実感しました。