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『町中華で飲ろうぜ』出演 玉袋筋太郎さんインタビュー

『町中華で飲ろうぜ』の飲みっぷりや、店の人や常連客とのやりとりもこなれている玉袋筋太郎さん。

町中華への愛をたっぷり聞きました!

玉袋筋太郎さんプロフィール
1967年6月22日東京都新宿区生まれ。ビートたけしに弟子入り後、水道橋博士と浅草キッドを結成。無類の町中華好き

※こちらの記事は、ちいき新聞2021年7月23日発行「町中華の魅力特集号」に掲載された内容を再編集してお届けします

©BS-TBS

町中華にいたのは憧れの大人たちだった

僕は新宿生まれ。今はもう町の開発で多くの店がなくなったけど、当時はいっぱいあってさ、同級生にも「家が町中華店」って奴はたくさんいたよ。その同級生のお店にも家族で食べに行ったりね。うちの実家はソバ屋だったから、同士のつながりみたいなものもあって。普通に町中華は生活の中にあったから、中学生になったら家族じゃなく友だちと行ったりしてたよ。背伸びしたかったんだね。

新宿のションベン横丁(新宿西口思い出横丁)の岐阜屋なんかには、近くに場外馬券場とかあるから昼から飲んでるおじさんたちがいっぱいいてさ。わいわいやって酔っ払いだらけだったよ。もう憧れの人たちだよね。そしてそんな中に友だちの親父がいて「お前の親父いるじゃねーかよ」なんて話になったりして、シチュエーションがもうおもしろいよね。そのころから、もうただ食べるだけの場じゃないなって思ってたよね。

だから中学生になったら友だちとご飯食べに行ったりし始めて今もずっと行ってるよね。最初はお父さんのお気に入りの店に行ってたけど、大人になったら何店舗かまわったりして。背伸びして大人の週刊誌とか読んだりしてね。

生活感、そして店構え。町中華の魅力はひとつじゃない

町中華の魅力は、生活感があるところだよね。2階が家とかになっていて、食べてたらランドセルを背負った子どもが「ただいま~」なんて帰ってきたりして。そんなのチェーン店にはないでしょ。そしてその子がまた成長して店を継いだりしてね。大久保にある夫婦でやってる町中華があったんだけど、そこの息子がぐれちゃったのよ。それでもう「あいつが継ぐはずがない」って思ってたんだけど、久しぶりに行ったら息子が鍋ふっててさ。「寄り道したけど継いだんだな」と思ったらぐっときちゃったよ。そんな親子の物語も町中華にしかない。  

あとは店構えも魅力だよね。自由勝手だもん。全然画一的じゃない。店頭にでかい水槽があって錦鯉がいたりさ。もう店構えは大きなキャンバスで芸術性すら感じるよ。ショーケースの中にもくたびれたサンプルがあってさ、その乾いた焼きそばの隣に、キャラクターの人形が置いてあったりして、「この人形があるってことはここにはきっと孫がいるな」とか店頭で店のプロファイリングができるんだよね。チェーン店じゃできないよ。

入る前からプロファイリングを楽しめて、入ってみたら常連のおじさんたちがいて、味も楽しめる。ただ「お腹がすいたから食べる」だけじゃない何重もの楽しみが町中華にはあるんだよ。まさにワンダーランドだね。

玉袋筋太郎

町中華には人間の持つおおらかさやゆるさがある

町中華で頼むのはまずやっぱりビール。生は店によってかなり安定感が違うから、絶対に瓶でいく。ビールが出てくるときに、小皿がついてくる店は「あたりだ!」って思うんだよね。皿に入ってるのはなんでもいいの。メンマでも柿の種でも。なんでもいいから小皿が出てくると、「来てよかった」って思える。

そのあとメニューを眺めて、ネギチャーシューとか中華風奴とかの冷菜から頼む。頼んだら、机の下からホッチキスで留められたスポーツ新聞を読んで競馬予想しつつ待つ時間もいいんだな。 それでビールがすすんできたら餃子に行ってメインはレバニラ。昔はごはんも食べてたけど最近はおかずだけのことが多いかな。

ビール以外に緑茶ハイを呑むけど、大体氷抜き。やっぱ体が冷えちゃうのがよくないからね。あと、氷が入ってないと、緑茶と酒の割合がわかるからいいんだよ。呑んだときの構え方が違う。お店によって配合が全然違ってさ。ドボドボ適当に入れる感じもいいんだよね。チェーン店とかだと、ポンプで定量が出るようになってるでしょ。ああいうのじゃなくてもう本当に適当。ビシっと決めてないところが魅力だよ。

人間の持ってる本来のおおらかさとかゆるさとかが詰まってる。もうそんなすべてが町中華のうまみ調味料だよ。

玉袋筋太郎

いい時もあれば大変なこともある、それが町中華

昔俺がまだ若手だったころ、かなり過酷な生活をしていて、ボロボロでもうくたくただった時代があった。寝る時間もなくてさ。そういうときにお金をなんとか捻出して食べた町中華のラーメンの味は忘れられないね。

どんどん時代に押されてなくなってしまっているけど、この番組を見て若い人たちが町中華に行ったり、自分たちでオープンさせたりしているのを知ると頼もしいなって思うよ。「頼むぜ!」って言いたくなる。 最近は高齢化で町中華店も大変で、出前とか行けなくなったりもしてるけど、話を聞いてみるとその町の歴史や成り立ちもわかるのもおもしろい。どこもいい時代はあって、大変なこともあるけどがんばってる。そんないろんな話を聞けるのも魅力だよね。

あなたも私も『町中華で飲ろうぜ』のメンバー

町中華っていうのは、ただ満腹中枢を満たすだけではない楽しみ方があるんだよ。

あなたも『町中華で飲ろうぜ』の玉袋筋太郎であり、茜ちゃんであり、秋ちゃんだよ。ぜひ気になる町中華店に行ってみてほしいな。 玉袋筋太郎

▼『町中華で飲ろうぜ』番組情報▼

BS-TBSで毎週月曜日夜11時から絶賛放送中!

公式インスタグラム @machichuka_bstbs

公式ツイッター @machichuka_bstb

出演/玉袋筋太郎、高田秋、坂ノ上茜

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この記事を書いた人

編集部

千葉・埼玉県在住の編集メンバーが、地域に密着して取材・執筆・編集しています。明日が楽しくなる“千葉・埼玉情報”をお届けします!!

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