彼らの演奏とマイクパフォーマンスが始まると、たまらず最前列へ駆け寄る観客たち。
老若男女、皆がそのサウンドにくぎ付け、爆音で今日もエンジン全開!
八街発、個性派おやじバンド「おっさんベイベー」を取材しました。

公開 2021/12/30(最終更新 2021/12/20)

初心者半数で結成 平均年齢は48歳
メンバーは、よしやぎベイベー(ボーカルギター)、のぶちょベイベー(リードギター)、ウッディーベイベー(ベース)、マスターベイベー(ドラム)※敬称略。
八街市在住の平均年齢48歳。
全員コーラスもこなすためバンドサウンドに厚みがあり、パンチのある演奏と斬新なパフォーマンスが人気です。

結成は2014年5月。
同級生であるよしやぎさんとのぶちょさんが、40歳記念に初めてギターを習いに行った音楽スタジオ・エスペラントで現メンバーと出会い意気投合、結成に至ります。
今年で活動7年目、解散の危機を乗り越えつつ、地域のイベントやライブハウスでの演奏を続けています。
ナンバーはカバー曲からオリジナルまで。
活動信念は、熱いビートを刻む音楽スタイルの象徴、「ロックンロール」です。
「他のバンドと比較せず、楽しくマイペースにやってきました。活動を休止しても、なんだかんだで一緒にいます」と笑い合うメンバーは、ステージを降りると皆、「近所のお父さん」。
鴨川から駆け付けたというファンの女性は、「おっさんなのに10代の甘酸っぱい気持ちを思い出させてくれる」とその魅力を語ります。

八街ちんどんなど地域活動を喜びに
また、リーダーのよしやぎさんは、「八街ちんどん」と称するパフォーマーでもあります。
ギターを抱え、背中にドラムやシンバルを背負い、ハーモニカやピアニカなど15種類の楽器を、体全体を駆使して操ります。

衣装や楽器も手作りのため、見ても楽しめる一人芸で、イベントやお祭りのにぎやかしや幼稚園訪問などを行っています。
「人がやらないことをやって目立つのが好き。バンドもちんどんも、地域の人の理解や応援が励みになっている」
とよしやぎさん。
いつも楽しむことを忘れない彼らの姿に励まされるファンも多い。
野心あふれる「おっさん」たちから今後も目が離せません。
※新年ステージ予定あり(感染症の状況によっては変更)。詳細はフェイスブックページより!