蛇口から当たり前のように出てくる水は、私たちの喉を潤し、さまざまな用途に活用され、汚れを洗い流してくれます。
日常生活に不可欠なこの水は、どのようにして、各家庭や、たくさんの施設に届けられているのでしょうか?
そんな疑問を持って四街道市の水道課を訪ね、担当者に話を聞きました。

公開 2022/01/09(最終更新 2022/01/07)

四街道市の水はどこから来る?
四街道市の水道事業は、事業認可を得た後、1962(昭和37)年2月に給水を開始。
その後、人口増加に伴う拡張事業を行い、水道施設などの更新・改良を行っています。
水源は、市内地下水と印旛広域水道用水供給事業からの表流水(地表面にある水)の受水です。
地下水のおいしさは誰もが知るところですが、地盤沈下防止のため、くみ上げ量が規制されています。
安定した供給のためには、印旛広域水道用水供給事業からの受水が必要となります。
ちなみに、印旛広域水道用水供給事業の水源は3カ所あり、現在稼働している奈良俣ダム(群馬県)、八ッ場ダム(同)と、現在建設中の霞ヶ浦導水(茨城県)です。
節水のために私たちにできること
手洗い・洗い物・入浴などにより、清潔な日常生活を送ることは必須ですが、限りある水資源を大切に使う日々の心掛けも必要です。
身近なところでは、蛇口の開け閉めをこまめにします。
ちょっとひねって使うと1分間に6リットルですが、いっぱいにひねって使うと20リットルも流れてしまうといいます。
また、歯を磨くときは、水を流しっぱなしにはしません。
車を洗う時は、バケツを使うと、ホースで洗う6分の1の水量で済むといいます。
一人一人が、無駄を省いた節水意識を持つことを心掛けていきたいです。(取材・執筆/EKO)
水道の水ができるまで
地下水を安心して飲める安全な水道水にするため、浄水処理を行っているのが浄水場。
水道水の製造工場ともいえる施設で、市内に3カ所設置されています。
浄水場では、水質の安全性のために常に万全を期し、水質検査を実施し、安心して飲める水を各家庭や施設に供給しています。
細かい流れは、四街道市上下水道部作成の下図を参照に。