「人と景色も変わっていくが……どんなに時がたっても色あせないものがある」。
人間にとって大切なものとは何かをテーマに繰り広げられる感動の世界。
公開 2022/02/15(最終更新 2022/02/13)

さまざまな世代が心通わせ創り上げる
ミュージカルを市民交流の場にしたいと願い設立された「とりで市民ミュージカル」。
昨年度はコロナ禍で延期となり、今回が2回目の開催です。
昨年6月に、経験の有無を問わず、ミュージカルを体験できるワークショップの参加者を募集。
キャストとアンサンブル合わせ60人の演者に、演出や衣装など裏方サポートを含め85人の市民で挑みます。
参加者は幅広く、10代の人から70代のシニアまで。
普段は接点を持たない世代との交流は刺激し合え、尊重や思いやりが生まれたり結束力が高まったりするといいます。
ワークショップは昨年の7月より本格始動。
緊急事態宣言下ではオンラインで指導し、解除後はシーン別に演者が分かれ稽古に励みます。
活動が困難な状況でも練習を続け、役の生い立ちを自分で考えて役作りできるほどに成長しました。
衣装や大道具など一から全て手作りする裏方サポートの支えも心強いです。

色あせない大切なものとは
座席は全席指定。前後左右1席ずつ空けての販売となります。
「ドリーム・ヒーロー」は、大切なものを守る物語。
大人たちが捨てた物を子どもたちが拾い集め、森に秘密基地を作りますが、その場所が森林開発によって大人たちに奪われることに。
子どもたちは森を守るため団結し、両者は対立します。
憎しみではなく、それぞれの大切なものを守る争いなので互いに葛藤があり、森の精ティ・モレが主人公の少年に託す思いも胸に響きます。
メッセージ性が強くファンタジー要素もあり、子どもから大人まで楽しめるストーリーです。

「市民ミュージカルの良さは参加者の一生懸命な姿。目標に向かい一丸となった成果が舞台で形を成す」と脚本・演出担当の新井さんは語ります。
懸命に表現する市民の姿に、客席も一体になれる感動をじかに見届けては。(取材・執筆/永)
日時/3月5日(土)18:00・3月6日(日) 14:00(開場は両日とも30分前)
料金/500円(全席指定) ※未就学児は入場不可
場所/取手市民会館(取手市東1-1-5)
※駐車場有り、できるだけ公共交通機関を利用とのこと
問い合わせ/ 0297-73-3251 取手市民会館
プレイガイド/
取手市民会館 0297-73-3251
(株)とりで旅行センター 0297-74-1681(火曜定休)
上野屋酒店 0297-83-3319
※感染症拡大防止対策としてマスクを着用のこと
※37.5℃以上の発熱・咳や喉の痛みなど体調不良の場合は入場をご遠慮ください