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【取手市】ママたちが運営。古民家シェアスペース「あかりのありか」は自分の本当を表現できる場所

【取手市】ママたちが運営。古民家シェアスペース「あかりのありか」は自分の本当を表現できる場所

茨城県取手市にある古民家シェアスペース「akari no arika(あかりのありか)」。レンタルスペースやシェアキッチン、民間図書館、シェアサロンなどを通じ、女性が自分らしさを表現する機会と場所を提供しています。

創業者の佐々木しづかさんと、共同運営者の飯沼千可子さん、石渡はぎのさんらに、あかりのありかを立ち上げたきっかけや、伝えたい思いを伺いました。

「akari no arika(あかりのありか)」とは

「akari no arika(あかりのありか)」を運営するママたちと子ども
中央:あかりのありか代表の佐々木しづかさん、左:シェアキッチンで「まんまる食堂」を運営する飯沼千可子さん、右:「わたしたちのとしょかん」を手掛ける石渡はぎのさんと、皆さんの子どもたち

「あかりのありか」は、取手市椚木の古民家を活用したシェアスペースです。メインのスペースは、和室(16畳)と洋室(12畳)の2部屋で、各種イベントやレッスンなどに利用されています。

2021年6月からは、土間をシェアキッチン&カフェスペースにリノベーションし、飲食店オーナーへのレンタルを始めました。

本を通じた自己表現の機会を提供する「わたしたちのとしょかん」や、シェアサロン、シェアオフィスも順次スタートする予定です。

【取手市】ママたちが運営。古民家シェアスペース「あかりのありか」は自分の本当を表現できる場所

【取手市】ママたちが運営。古民家シェアスペース「あかりのありか」は自分の本当を表現できる場所
シェアスペースは1日3,000円で利用可能

古民家は、もともと代表の佐々木しづかさんが2017年から居住していた場所。

「皆の夢を叶える場所」として、自己表現の場や、何かをスタートするきっかけを見つける場にしてもらえたらという思いのもと、シェアスペースが誕生しました。

起業の失敗から「自分の本当を生きる場所」を作ることに

【取手市】ママたちが運営。古民家シェアスペース「あかりのありか」は自分の本当を表現できる場所
代表の佐々木さんは、取手市の起業支援事業「Match」の現場責任者を務めながら、あかりのありかを運営。建築士のパートナーと共に3人のお子さんを育てています

佐々木さんに、あかりのありかを立ち上げたきっかけを聞きました。

33歳のときに離婚し、1児のシングルマザーとなった佐々木さん。古民家を購入して長女と2人で暮らし始め、働くお母さん向けのお弁当を提供する飲食店を開業します。

「離婚して家を買って、何か自分を象るものを作らなければと焦って飲食店を始めました。事業自体は軌道に乗ってきたものの、心からやりたいことではなかったため、続けるのが苦しくなってしまって」と佐々木さん。

開業から1年、飲食店を廃業することに。この時、自分が本当に望むことや、自分の内側から自然と生まれてくるものを大切にしたいと痛切に感じたのだそう。

そこで、一人で頑張るのではなく、皆と一緒に夢を叶えられる場所を作りたいと思い、住んでいた古民家をシェアスペースとして開放することにしました。

今では、地域のママコミュニティの集まりや、産前産後ケア、ヨガレッスン、映画鑑賞会などさまざまな用途で活用されています。

より多様な表現を可能にするために、シェアキッチンをはじめ、シェアオフィスやシェアサロンのリノベーションを進めている最中だそうです。

土間をリノベしたシェアキッチン&カフェスペース

あかりのありかを案内していただきました。

【取手市】ママたちが運営。古民家シェアスペース「あかりのありか」は自分の本当を表現できる場所

土間だったスペースは、2021年6月、シェアキッチンに生まれ変わりました。ピカピカのキッチン、趣あるアンティーク家具を備えたカフェスペースを、飲食店にチャレンジしたい人やお店を持ってみたい人に向けて貸し出しています。

シェアキッチンを始めたのは、共同運営者の飯沼千可子さんの存在があったからこそ。

飯沼さんは、4人のお子さんを育てながら、妊娠から出産を通した産前産後ケアなど、さまざまな活動で女性を応援しています。ご飯を食べるのが大好きで、かねてから飲食店にチャレンジしたかったのだとか。シェアキッチンができたタイミングで「まんまる食堂」をオープンしました。

「店名には、来てくれた皆が忙しい中にもホッとできる、まんまるになれる場所にしたいという思いを込めています」と飯沼さん。飯沼さんが運営する産前産後ケアコミュニティ「いのちのじかん」とのコラボ企画も予定していて、自身の経験や大変だったことをもとにお母さんの不安をサポートしていけたらと話してくれました。

シェアキッチンには「まんまる食堂」の他、「cafe greenbow」など、体に優しい野菜中心のご飯や発酵食品、米粉のおやつを展開する飲食店が出店中。営業日やメニュー、シェアキッチンの雰囲気は、あかりのありかのホームページからご覧になれます。

【取手市】ママたちが運営。古民家シェアスペース「あかりのありか」は自分の本当を表現できる場所
まんまる食堂のメニュー
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cafe greenbowのメニュー

「わたしたちのとしょかん」で本を通じた静かな自己表現を

【取手市】ママたちが運営。古民家シェアスペース「あかりのありか」は自分の本当を表現できる場所

あかりのありかの一画には、図書スペースがあります。「わたしたちのとしょかん」は、大の本好きである石渡はぎのさんが2021年にオープンした、ひと箱図書館です。

佐々木さんと石渡さんの出会いは、あかりのありかで開催した飯沼さんのイベント。その後、佐々木さんが、SNSに綴られる石渡さんの文章に惚れこみ、コンタクトをとったのが始まりでした。

ひと箱図書館とは、本棚ひと箱のオーナーとなって、自分の好きな本や思い入れのある本を貸し出せる図書館のこと。本を通じて自分を表現してもらえれば、という思いでスタートしたのだそうです。

「お店や教室の運営という明確な形ではなく、もっと静かで深い表現方法があってもいいのでは」と考えていた佐々木さん。「本で自己表現を」という石渡さんの考えに共感し、図書館を設置することにしました。

【取手市】ママたちが運営。古民家シェアスペース「あかりのありか」は自分の本当を表現できる場所

図書スペースでは、石渡さんの本や、直筆の感想文も見ることができます。

まだ始まったばかりの「わたしたちのとしょかん」。「感想文の交換など、貸した人と借りた人のコミュニケーションが生まれる仕掛けも作っていけたらなと思っています」と石渡さんは展望します。

いつかの夢は、誰だっていつでも叶えることができる!

【取手市】ママたちが運営。古民家シェアスペース「あかりのありか」は自分の本当を表現できる場所

あかりのありかを通し、「自分の本当を生きよう」というメッセージを伝えたいという佐々木さん。

「例えば、ママだって好きなことをやって、もっと自分を生きていいと思うんです。皆で子育てしながら自己表現にチャレンジしている、ちかちゃん(飯沼さん)やはぎのさん(石渡さん)の姿を見て、何かのきっかけにしてもらえたらうれしいです。今までは目的がないと入りにくいシェアスペースという形態でしたが、カフェや図書スペースも完成し、構えずにフラッと立ち寄れる場所にしていけたら」と話します。

2021年11月21日(日)には、あかりのありかを会場に、飲食やハンドメイドが出店するマルシェ「満ちかけ祭」を開催予定。イベント名には、月の満ち欠けのように、欠けているように見えるときも本当はまんまるなんだと、その時々の自分をそのままに表現することを楽しもうという佐々木さんのメッセージが込められています。

終わりに

3人のママさんの温かさと、ゆったりのんびりした古民家の雰囲気の中での取材。焦りや不安をスーッと手放せたような気持ちになれる、不思議な時間を過ごさせていただきました。

今後、カフェやシェアオフィスの展開など、どんどん進化していきそうなあかりのありか。

不安定な情勢の中、何だか迷子になっているかも…という人も多いでしょう。あかりのありかには、自分を見つめ直すヒントが転がっているかもしれませんよ。

利用方法の問い合わせやレンタル依頼は、お問い合わせフォームから。

akari no arika(あかりのありか)
住所/茨城県取手市椚木906
アクセス/JR常磐線藤代駅から徒歩約25分(約2km)
駐車場/あり
定休日/不定休
営業時間/10:00~17:00(シェアスペース)
※シェアキッチンに出店中のお店や図書館の営業時間はHPをご確認ください。
HP/http://akarinoarika.com/

この記事を書いた人

小原らいむ

柏生まれ柏育ちのライターです。自分を育ててくれた千葉県の魅力を発信していきたいという思いで日々取材・執筆しています。愛犬の黒柴と楽しめる千葉のスポットも探索中!ブログ「LIMEGREEN(ライムグリーン)」★Instagram★@ohalimegreen

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