大切なマイホームに長く住むためには定期的なメンテナンスが必要不可欠。ですが、分からないことも多いもの。外壁塗装のプロに疑問をお聞きしました。

お話を聞いたのは…

外壁塗装のプロ 古住さん

外壁塗装のプロ 古住 直輝さん
住設備の職人を経て、塗装業界へ。その後個人事業主として独立し、2004年に法人化。外壁・屋根に関する豊富な知識と丁寧な施工で顧客からの信頼も厚い。

公開 2022/04/26(最終更新 2022/04/25)

編集部 モティ

編集部 モティ

編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB

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【疑問その1】どうして外壁塗装が必要なの?

「塗る」だけではなく、家を守る建材の点検・修繕もしています

美観のためと思われがちですが、外壁塗装工事は長く安心して住み続けるために欠かせないものです。

「外壁塗装工事」といっても、単純に外壁を塗るだけではありません。屋根回りの「破風板」や「鼻隠し」、換気口など住宅の外側には屋根や壁だけでなく、さまざまな建材が使われています。プロの目により、傷み具合やコーキング(隙間や目地の充てん)をチェックし、修繕することも目的。したがって外壁塗装工事とは、家を雨風から守る建材のメンテナンスといえます。

破風板と鼻隠し

例えばコーキングが劣化し、建材と壁に隙間ができればそこから雨が染み込んで雨漏りが起こることも。実際に何十年も放置した結果、内側の木材が腐ってしまい大工事になった事例もあります。見た目の問題だからと外壁のメンテナンスを怠ると、将来大きな負担になるかもしれません。

【疑問その2】外壁塗装を考えるタイミングは?

10年たったら検討を。外壁に劣化が見られたら赤信号

築7~10年くらいが目安です。チェックポイントは、コーキングに隙間がある、外壁のパネルにクラックと呼ばれるひび割れがあるなど。ただし、これらのサインがなくても家を建てて10年経過したら、一度はメンテナンスを検討するのがお勧めです。

ひび割れの一例

最近では訪問販売などで、築5年ほどの家に外壁塗装を勧めるケースもあるようなのでご注意を。新築住宅を購入した場合、引き渡しから10年は「瑕疵担保責任」の対象期間です。この期間内に欠陥や不具合が見つかれば売主の責任となりますので、5年以内に不具合が見つかった際は、まず建築したハウスメーカーや工務店に相談するのがいいでしょう。

【疑問03】業者選びのポイントは?

いきなり1社に絞るのはNG! ご近所への配慮も忘れずに

どの業者が施工するかによって、その後の家の耐久性に差が出ます。大切な家を守る工事だからこそ業者選びは慎重に。必ず複数社に見積もりを依頼して比較検討を。その中で提案書や診断書が詳しく的確で、自分が納得できる会社を選びましょう。HPに施工事例を載せている会社なら、更新状況を確認するとより安心です。

外壁塗装は合い見積もりがマスト!

また、外壁や屋根の工事は一歩間違えると近隣住民の迷惑になることも。ご近所への配慮についての考えを、その業者に聞くのも一つです。

加えて使用する塗料について、目新しさや機能性で飛びつかないことも大事。適切な工事かを見極めた上で、それでも予算に余裕があるなら塗料のグレードを上げるなど優先順位を明確にしておきましょう。


「ちいき新聞の外壁塗装」

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