「季節の変わり目はなんとなく不安になる」「雨雲が近づくと頭痛がする」など、気候による不調は周囲に理解されにくいもの。
その原因と対処法を医師が伝授!
さあ、自分メンテナンスを始めよう。
お話を聞いたのは…
公開 2022/05/25(最終更新 2022/06/01)

目次
気象病(天気病)、寒暖差疲労とは?
気圧や温度、湿度の変動が関係して起こる体調不良を総称して気象病(天気病)といいます。
正式な病名ではありませんが、めまい、全身の倦怠感、首や肩の凝り、気分の落ち込み、朝布団から起きられないなど症状はさまざま。
最も多いのが頭痛です。
気圧の変動を耳の奥の内耳(ないじ)という器官が感知し、脳の中枢にある自律神経に伝えます。自律神経には「緊張」の交感神経と「リラックス」の副交感神経があり、自動で相互にバランスを取っています。
気圧の影響でそのバランスが崩れたときに、日頃抱えている心身の不調が許容量を超えると症状が出現します。花粉症と同じ理論です。
また、暑さ寒さに応じて体温調節を行うのも自律神経です。
前日との気温差や、一日の内で最低・最高気温の差が極端な季節の変わり目、冷暖房によって室内外の気温差が大きい真夏や真冬など、自律神経が調節に疲れてしまってバランスを崩し、不調が慢性化するのが寒暖差疲労です。
暑いのも寒いのも苦手な人は予備軍といえるでしょう。
自律神経はリラックスして整える
これらの不調は、ご自身で「自律神経を乱れさせない生活を送る」ことで軽減できます。
デスクワーク中心で運動不足、一日中パソコンを見続けていれば姿勢も悪くなり、首を通っている自律神経を圧迫。寝る直前までスマホを見ていたら質の良い睡眠はとれません。
実際、コロナ禍でリモートワーク、リモート学習が増えたら気象病を訴える人も増え、若年層にも広がっています。
気象病対策には耳ストレッチがお勧めです。いつでもどこでもできる、そんなふうに簡単なことから始めてみましょう。
自律神経はリラックスが大好き。運動、食事、睡眠、どれもバランスよく「適度に」がポイントです。
便利なアプリなどを活用して気圧予報をチェックして、「明日は気圧が下がるから今日はお風呂にゆっくり入っておこう」など、自分で自分を整える方法を身に付けましょう。
自律神経を整える具体的な対処法
あなたは大丈夫? 気象病セルフチェックしてみよう
presented by 頭痛ーる(久手堅 司 医師監修)
複数当てはまる人は気象病の可能性があります。
□ 天候が変わるときに体の不調やメンタルの不調がある
□ 雨が降る前や天候が変わる前に、何となく予測ができる
□ 頭痛持ちである
□ 肩(首)凝りがある。猫背、そり腰があり、姿勢が悪い
□ 歯の食いしばりや、歯ぎしり、歯の治療が多い
□ めまいや耳鳴りが起こりやすい
□ 乗り物酔いをしやすい
□ 1日4時間以上、パソコンやスマートフォンを使う日が多い
□ ストレッチや柔軟体操・運動をすることが少ない
□ 年中エアコンが効いている環境にいることが多い
□ 日常的にストレスを感じている。とくに精神的なストレス
□ 更年期障害(男女とも)ではないかと思うことがある
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5月30日(月)14:30~
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▼アーカイブはコチラから
5月31日(火)10:00~
講師:株式会社GsLABO代表・パーソナルトレーニングジム「Gsトレーニングラボ船橋」運営
ストレングス&コンディショニングコーチ 多田 我樹丸さん
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6月3日(金)11:00~
講師:ノバスフィットネス 八千代台北スタジオ
NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)公認パーソナルフィットネストレーナー
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