かき氷屋さんのかき氷って、なぜあんなにふわふわなんだろうと思ったことはありませんか?
おうちのかき氷を、かき氷屋さんのふわふわかき氷に近づけるコツを紹介します。
公開 2022/07/07(最終更新 2022/07/20)

目次
ふわふわかき氷は「氷」の違いで食感に差が出る!
かき氷屋さんのかき氷がふわふわなのは、かき氷機の違いよりも氷の違いにありました。
かき氷屋さんが使う天然氷はゆっくり凍ることで薄い層ができます。
削るときにその層と平行に帯状に薄く削ることでふわふわのかき氷になるのです。
家庭でも、いくつかのポイントを押さえれば、ふわふわかき氷が食べられますよ。
おいしいかき氷で、夏を乗り切りましょう。
ふわふわかき氷を作るコツ(1)「水」にこだわる
水道水ではなく、沸騰させたお湯を冷ましたものや、軟水のミネラルウオーターを使うことで、氷の雑味を減らせます。
キューブ氷だとかき氷機の刃との角度が一定しないので薄く削るには限界があります。
塊の氷を作るのがおすすめです。
ふわふわかき氷を作るコツ(2)「凍り」にこだわる
急速冷凍ではミネラルなどの不純物や空気を閉じ込めてしまいます。
天然氷が時間をかけてゆっくり凍るように、なるべく時間をかけて凍らせるのがポイント。
冷凍庫に温度設定がある場合は「弱」に。
製氷皿をタオルでくるむのも効果的です。
200ccの水に大さじ3杯の砂糖を混ぜると、水より凍りにくい砂糖が氷の結晶を包んでふわふわ度がアップします。
ガチガチに凍る前に少し水を足すのも◎。
氷が層のようになり、天然氷に近づきます。
ふわふわかき氷を作るコツ(3)「氷」にこだわる
冷凍庫から出した氷は室温で15分ほど置いてから使います。
氷の表面が霜で覆われた出したての氷で作るとジャリジャリになります。氷の表面が水で覆われ始めて、全体に濡れてきたと感じる程度が目安です。
急ぐときには電子レンジ600W で30秒加熱すれば待つのは3~5分でOK。
さらにおいしく!ふわふわかき氷を食べるには
器も十分冷やしましょう。
せっかくのかき氷が器で溶けては残念。
口に入れるまで溶かさないことも大切です。
また、これからかき氷機を買うなら刃の調節ができるものを。
なるべく薄く削ることがおいしさの秘訣です。(執筆/巡)