3年ほど前までの私は、朝起きて、仕事に行って、帰宅して、ブログや自分の活動をして、17時あたりから無理矢理作業や活動の手を止めて「余力で」と言っても過言ではない、息も絶え絶えの精神力でごはんを作っていました。
公開 2022/06/15(最終更新 2022/07/14)

阪口 ゆうこ
ミニマリスト・コラムニスト・整えアドバイザー・主婦(二児の母)。ゆるい暮らしを好むゆるいミニマリストとしてブログや雑誌などで活躍中。 【ブログ『HOME』】http://sakaguchiyuko.blog.jp/
記事一覧へ夜ごはんを「頑張って」作るのはやめた
炊き立てごはんにスープ、サラダ、メインのおかずは肉か魚を煮たり焼いたり。
疲労で思考が停止気味のときでも「このぐらいは作らないと」「これでは足りない気がする……」と栄養と見た目と、謎の世間体を半目で意識しながら手を動かします。
今思えばこの時間がこの上なく苦痛でした。
ある日、忙しさと疲労に潰されて、おにぎりとみそ汁、そしてスーパーの総菜コロッケを恐る恐る出しました。
「ごめん!今日忙しくてさ!」。
聞かれてもいないのにペラペラ言い訳が出てきます。
ショボいごはんを見た家族の嫌な顔を見たくない、ため息も聞きたくない。
先回りして傷つかないように必死でした。
でも、何にも起こりませんでした。
むしろ、「夜は寝るだけだからこのくらいが良い」と家族には好評で、拍子抜け。
それからは見事なまでに夜ごはんはショボ飯に。
一汁三菜や30品目摂取という概念を、美しさを感じるほどスッパリ捨ててしまってからは、驚くことに料理が楽しいと言ってる自分がいます。
夜ごはんの「頑張り」は、捨ててよかったベスト3に入ります!
