7月28日(木)、市川市生涯学習センター(メディアパーク市川)2階ベルホールで、「人形劇団ふわふわ」の公演が行われます。

「ふわふわ」にとって、結成以来初の単独自主公演となります。

※公演はコロナウイルス感染者急増を受け、延期となりました

市川市人形劇団ふわふわ
「ぴいす本八幡」での公演の様子

公開 2022/07/09(最終更新 2022/07/25)

ちいき新聞ライター

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雲のようにふんわりとできた人形劇団

「人形劇団ふわふわ」は、2016年、共に子育て中だった母親たちが、「人形劇やってみる?」というノリでなんとなく集まってできた劇団だといいます。

メンバーは現在8人で、それぞれが家事や仕事の合間を縫って週に1度集まり、人形の制作や練習、公演を行っています。

市川市人形劇団ふわふわ
プログラム「カラスのかあさん」の一場面

主に市内の保育園や幼稚園、子育て支援センターでの依頼公演が多く、昨年は30公演をこなしました。

メンバーたちから「そろそろ自主公演もやってみたいね」という声が上がり、今回の単独自主公演の運びとなりました。

手作り、オリジナルへのこだわり

劇で使用する人形は、そのほとんどが一からメンバーたちが手作りしたもの。

市川市人形劇団ふわふわ
軍手で作ったカエル。イメージと違ったら何度でも作り直す

子ども用のカラータイツや靴下でかたつむりやアリを作ったり、使われなくなった傘の骨は人形を動かす棒として使用したり、さまざまなアイデアを持ち寄って作っているそうです。

今回の演目「カラスのかあさん」(オリジナル脚本)のカラスのきらびやかな羽は、工作教室をしている人から頂いたフランス製の生地を使用。

市川市人形劇団ふわふわ
カラスが羽を広げる仕掛けも自分たちで考える

他にはない独特の存在感を放っています。

せっかく作っても、イメージが違ったり、子どもたちの反応が良くなかったりしたときは、何度でも作り直すといいます。

今や貴重な人形劇!?身近で見て感じて

30年前には市川市内に10ほどあった人形劇団も、今では「ふわふわ」一つしかないそうです。

「ふわふわ」では公演終了後、撮影タイムを設け、人形と一緒に写真撮影することもできます。

市川市人形劇団ふわふわ
カラータイツで作った色とりどりのかたつむり

大人たちも近くで人形を見ると驚くそうで、公演を見た後も人形を介したコミュニケーションが生まれるといいます。

気持ちのこもった手作りの人形たちは、どれもかわいらしく、温かい雰囲気が漂っています。

市川市人形劇団ふわふわ
靴下で作ったアリ

今回の公演は、人形劇の温かさを近くで見て感じる良い機会になるのではないでしょうか。

(取材・執筆/松)

※公演はコロナウイルス感染者急増を受け、延期となりました
日時/7月28日(木)①午前11時半~ ②午後1時半~(上演時間各35分)
場所/市川市生涯学習センター(メディアパーク市川)2階ベルホール(市川市鬼高1-1-4)
料金/無料
対象/赤ちゃんから小学校低学年くらいまで
定員/各回46人(マット席含む)
※要事前申し込み。7月10日(日)午前9時から予約受付開始
問い合わせ/047-702-3146

人形劇団ふわふわ

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