千葉県八千代市在住の一般社団法人 Hug Ku-Me(ハグクミ)理事・牛島加代さん。
心を育むコミュニティーを目指しています。

公開 2022/08/06(最終更新 2022/08/25)

ペットに寄り添うプロと地域の人たち
2013年6月から動物愛護センターでのボランティアトリミング活動を始めたトリマーの牛島さんは、大きく心を揺さぶられました。
「犬が病気になった・引っ越すから捨てる・飽きたから放置する…理不尽な理由で捨てられ、殺されていく命を見続けてきました」
それから3年後の11月、ボランティア団体「まめんち」を設立しました。
メンバーはトリマーや獣医師など犬のプロたちです。
定期的に愛護センターを訪問し、トリミングの実施などの活動を始めます。
「おびえて人間不信になっていた子がレスキューされて心を開いていく。譲渡され家族の一員になると、生き生きとした姿を見せてくれうれしい」と話す牛島さん。
また殺処分を減らすために近隣住民たちへの理解・協力を求める地域猫サポート会「ReLIFE」でも活動。
地元主婦たちと連携し、主にTNR(捕獲・不妊去勢手術・元の場所に戻す)を行い、猫の保護・譲渡などを行っています。
動物と一緒に学ぶ・育む未来の社会
22年3月には地域の人と保護動物を助けたい人が交流する場、Hug Ku-Meを設立し、子どもへの「啓発活動」にも力を入れています。
牛島さんは語ります。
「保護犬猫を助けたい気持ちが地域のコミュニティーを『育み』、小さな命を慈しむことで子どもたちの優しい心も『育み』、正しく啓発することでペットを通じた家族の絆も『育み』ます。こうしていつか私たちの社会や未来が変わっていくのだと信じています」

Instagram/@hugku_me