こんにちは! へっぽこライダー花です!
千葉県内でも特にドライブやツーリング、サイクリングスポット満載の房総地区。
11月26日は「いい風呂の日」ということで、自然の景観を満喫しながら温泉で身も心も癒やされてみませんか?
今回は「山」「渓谷」「海」を満喫できるとっておきの3湯を、ランチ情報とともにご紹介。
いずれも実際に入って大満足のおすすめ日帰り温泉。
温泉は適温ですが、私の推し熱はアツめでお伝えいたします!
公開 2022/11/25(最終更新 2023/12/25)

花
48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/
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「いろりの宿 七里川温泉」 都心から2時間弱の秘湯【君津市】
木更津東I.C.から車で約30分。
都心からでも2時間弱で来ることができる秘境感満載の温泉が君津市の「いろりの宿 七里川温泉」です。
玄関を入るとすぐ…。
エントランスに宿のシンボルでもある大きないろりが!
こちらが受付。めっちゃ雰囲気ある…。
入浴料は大人(高校生以上)1,150円、中学生~3歳500円、2~0歳200円です。
いろりも気になりますが、まずは温泉へ行ってみましょう!
絶景を望む源泉かけ流しの内風呂と露天風呂
荷物は左手にある鍵付きロッカーへ。
館内用浴衣と手回り品用のかごセット(300円)のレンタルもあります。
他にもバスタオル・タオルセットのレンタル(200円)、歯ブラシ付きタオル販売(300円)も。
こちらが浴場入り口です。
今回は奥が男風呂、手前が女風呂でしたが、日替わりで浴室を交換しています。
こちらが内風呂。
大きな窓から望む景色は開放感満載!
ボディーソープとリンスインシャンプーが備え付けられています。
ほんのり茶色い温泉は、美肌効果も期待できるアルカリ性。
加水・消毒・循環は一切なく加温のみ。塩素剤が入っていないためやわらかい湯が特長だそう。
そしてこちらが露天風呂!
外風呂の方が少しぬるめで、いつまでも入っていられそうな心地よさ。
ちなみにもう一つのお風呂は、小さめの内風呂が1つと露天風呂が大小2つ。
山を背にした見ごたえのあるロケーションになっているそうです。
これは入り比べてみたい。
脱衣所の備え付けはドライヤーのみ。化粧品やくしが入り用な方は、受付で購入できます(200円~)。
ランチはいろりで炭火焼き!
すっかり心も体もきれいになったところで、いよいよいろりでの食事タイム。
入湯後に食事を希望するときは、あらかじめスタッフさんに伝えておくと温泉につかっている間に席と炭の準備をしてくれます。
なお、いろりは席数が限られているので、「混み合う休日にはいろり席の予約をお願いします」とのことでした。
いろりのある部屋は入り口に1つ(22時まで利用可・LO21時)と奥に1つ(16時まで)。
今回私は奥の部屋にあるソファ席でいただきます。
ちなみに大人(高校生以上)1人650円、子ども(中学生~3歳)350円の炭代を払えば、食材の持ち込みもOKです(アルコール持ち込みはNG)。

メニューの食材をいろりで焼いて食べるスタイルです。
産地から厳選したこだわりの食材を集めたのだそう。
おすすめは銀座スエヒロで修業したお肉屋さんの社長が作るハンバーグとのことでした。
今回私は、金目鯛の干物(小)、みそ味のハラミ、レタスサラダ(1人前)、手作りしそジュースと、一番人気だというもつ煮込みをいただきました。
炭火で食材を焼くのが楽しい!
しかも炭火焼きってじっくり火が入るからめちゃめちゃおいしいですよね。
金目鯛は脂がのっていて、ハラミはかみごたえはあるのにやわらかい!
そして風呂上がりの体にしそジュースが染みる~!
ちなみに地元黄和田産を使用したご飯もすごくおいしいと、お風呂で会った常連のお客さんに教えていただきました。
流れる時間がとにかく心地いい…。
リピーターが多いというのも納得です。
七里川という地名は800年前、この地に住む村人たちが鎌倉幕府から逃れてきた日蓮上人をかくまうため、追っ手に「日蓮上人は七里先(ずっと遠く)に逃げていった」と言ったことに由来するという説があります。
七里川温泉オーナーの鈴木護(まもる)さんは、この伝承からこの場所を「人助け、思いやりの里」と考え、ここを訪れる人を癒やしたいという気持ちで営業されていると話してくれました。
「お一人のお客さまも多いですよ。好きなように過ごし、好きなだけ休んでいってほしいですね」と話すのは、スタッフの外川さん。
一人で来てもいろりを囲むうちにお客さん同士で話が弾むこともあるそうですよ。
賑やかに過ごしたい人はお客さんが多めな休日を、しっとり休みたい人には平日の利用がおすすめだそうです。
入浴後に広い休憩所で昼寝してもOK。
6匹の元保護猫ちゃんたちも待ってます~!
いろりの宿 七里川温泉
住所/千葉県君津市黄和田畑921-1
営業時間/8時~22時
休館日/毎月第1・3水曜日
入浴料/大人(高校生以上)1,150円、中学生~3歳500円、2~0歳200円
炭代(食材持ち込み時)/大人(高校生以上)1人650円、中学生~3歳350円
朝食セット(入浴はサービス)8時30分~11時/大人(高校生以上)2,900円、中学生~3歳2,200円
ディナーセット(入浴はサービス)17時~21時/大人(高校生以上)5,100円、中学生~3歳4,400円(要予約)
※いろり席には限りがあるので、休日前には事前予約をお願いします。
駐車場/20台(無料)
アクセス/【車の場合】圏央道 木更津東 I.C.から国道410号経由で約30分
【電車の場合】JR久留里線 久留里駅からデマンドタクシーで約20分
問い合わせ/0439-39-3211
「滝見苑けんこう村 ごりやくの湯」 滝と渓谷と癒やしの温泉【大多喜町】
養老渓谷「粟又の滝」から上流方面約800m先の川沿いに立つ「ごりやくの湯」。
ごりやくの湯は、粟又の滝前に立つ温泉宿泊施設「秘湯の宿 滝見苑」と同系列の日帰り温浴施設として2005年7月にオープンしました。
建物の先を下っていくと、広い駐車場があります。
入り口にある券売機でチケットを購入して入館します。
入浴料は大人1,100円、小学生700円、3歳~550円です。
館内に入ると左右に分かれていて、右は食事処、左にある渡り廊下の先に温泉があります。
まずは温泉に向かってみましょう。
養老渓谷の紅葉や桜を楽しめる露天風呂
木でできた渡り廊下。雰囲気あっていい…。
温泉旅館に泊まりに来た気分。テンションが上がってきました!
浴場入り口です。
脱衣場にあるのはかごのみなので、貴重品などを脱衣所前にあるロッカーに入れ、いざ入湯!
脱衣所に入ってすぐ正面に露天風呂がありますが、まずは内風呂から入りましょう。
こちらが内風呂。
天井が広くて窓も大きく、開放感があって気持ちいい~。
温泉は木造で建てられています。はりや柱の存在感が周囲の自然に溶け込んでいます。
驚いたのは、洗い場のシャワーがCMで話題の高機能シャワーヘッドだったこと。
普段使えないのでうれしい! もちろん使わせていただきました。
ミストの優しい刺激が肌に心地いい。
備え付けは、シャンプー、リンス、ボディーソープです。
こちらが露天風呂。
観光地とは思えないほど静かな景観。ゆったりと入浴が楽しめました。
日本の中でも養老渓谷は、紅葉が遅くまで楽しむことができる地域として有名なんです。
見ごろは例年11月後半から12月前半です。
泉質は天然の炭酸水素塩泉。
きりきず、やけど、慢性皮膚病、アトピー性皮膚炎などに良いといわれています。
脱衣所にはドライヤーの他に備え付けの化粧水もありました。
200円でバスタオルとタオルセット、300円で館内着のレンタルがあります。
思い立ったら体一つで温泉を楽しめますね。
ランチは「ごりやく食堂」でおそばを
さっぱりしたところでお楽しみの食事タイムといきますか!
食事は入り口右手、広々とした休憩スペースのある「ごりやく食堂」でとることができます。
注文は食券制です。
座敷、小上がり、テーブル席があるのがうれしい。
今回私は「ごりやくそば(冷)」900円を注文。
揚げた餅がトッピングされていて、食べごたえ十分!
つるつるしこしこした冷たいおそばとの相性も良く、ペロリと平らげてしまいました。
2022年9月現在、コロナ対策のため在席は120分までとなっていますが、体を休めるには十分な時間です。
湯船につかり、緑を眺めながらそばをすすっていたら、ものすごい多幸感。
あ~もしかしてここは天国…?

「金神の滝」を目指すハイキングコースもおすすめ
食事を終えて一息ついたところで、ごりやくの湯周辺に小さなお子さんから高齢の方まで気軽に散策できるハイキングコースがあると聞き、行ってみることにしました。
駐車場の奥にある「ぺたぺた橋」を通って、
「百国来頭山」を登頂し、下っていった先が…
ゴール! 「金神の滝」です!

ハイキングコースは季節によって水仙や桜が楽しめるそう。
アップダウンもあり、1周約1.5㎞という程よい難易度。
とても楽しく満足感もあったのですが、散策は入浴前に行いさっぱりと汗を流した方がよかった…と、ちと反省。
健脚に自信のある方は、粟又の滝、観音橋、弘文洞跡などの養老渓谷巡りをしてから訪れてみては?
ちなみにごりやくの湯には、散策に便利なレンタル電動自転車(1台3時間まで1,000円)もあります。
またサイクリストにうれしい、館内ロードバイク保管場所も完備。
養老渓谷の景色に癒やされてもよし、一汗かいてから湯船につかってもよし。
自然からパワーをもらえるような癒やしの温泉が「ごりやくの湯」なのでした。
滝見苑けんこう村 ごりやくの湯
住所/千葉県夷隅郡大多喜町 粟又字ヤシウ176
営業時間/10時~18時(最終受付17時)
休館日/水曜日(水曜日が祝日の場合は前日か翌日が休み)
※食事処は水・木曜日休み
入浴料/大人1,100円、小学生700円、3歳~550円
※「秘湯の宿 滝見苑」の宿泊者は入浴料無料
駐車場/約50台(無料)
アクセス/
【電車の場合】小湊鉄道養老渓谷駅からタクシーで約15分
【バスの場合】養老渓谷駅から老川を経由して小湊鉄道バス粟又の滝行き「粟又・ごりやくの湯」下車徒歩1分
問い合わせ/0470-85-0056
「天然温泉 海辺の湯」で内房の海を独り占め!【富津市】
JR浜金谷駅と東京湾フェリー金谷港から車で約3分の場所にある「天然温泉 海辺の湯」。
海辺の湯は国道127号線沿いにあるのですが、この道がまた東京湾を眺めながら走れて気持ちいいんです!
テンション高めに海辺の道をバイクで走っていると、海辺の湯が見えてきました!
13,000m2の広い敷地に、普通自動車230台分の大駐車場を備えています。
海辺の湯は建物2階にあります。早速向かいましょう。
海と富士山を眺めながら入れる露天風呂
こちらが受付。お世話になります。
受付前にある券売機で利用券を購入。
入浴料は、平日 大人800円、小学生350円、幼児200円、土日祝日 大人900円、小学生400円、幼児200円です。
私が取材した26日は、偶然「風呂の日」という月に一度のイベントデー。割引料金で入浴できました!
他にも朝割・夜割、レディースデーやシルバーデーの割引や、毎月10日・20日には「変わり湯の日」があるようです。
すっかりバイクで冷えてしまったので、早速入浴してきます!
(写真は許可をいただき営業前に撮影しました)
こちら露天風呂です!
内房の海真正面という、最高のロケーションに立つ海辺の湯。
遠くには富士山も浮かんで見えます。
銭湯でよく見る富士山ですが、海辺の湯では本物を見ながら入浴できるんですよ! ぜいたくすぎる。
東京湾を行きかうタンカーを眺めながらのんびりと湯につかる…。最高のひとときです。
昼の景色も良いですが、夕景もまた見ごたえ抜群なんです。
4月と8月にはダイヤモンド富士を見ることもできるのだとか。

こちらは内風呂。
アメニティーは、リンスインシャンプー、コンディショナー、ボディーソープ。
女風呂にはメイク落としの備え付けがありました。
電気風呂なるものがあったので入ってきました。
風呂の壁に金属の板が取り付けてあって、近くに寄るとビリビリとした刺激を与えてくれます。
電気治療をしているみたいで気持ちいい~。
1回3分、1日3回まで、と注意書きがありましたが、それがなければずっとつかっていたい…。
サウナやシャワー、お子さん連れにはうれしいベビーバスもありました。
泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩・炭酸水素塩冷鉱泉です。
こだわりは天然の温泉水に電気をかけ、分子を細かくした「ナノ水」。
肌への浸透率が上がり、保湿性・吸収性・入浴後の保温効果が期待できるのだとか。
海辺の湯では、このナノ水をお風呂はもちろん、飲料水、食事処まで全て使っているとのこと。

バスタオルやタオルのレンタル、くしやアメニティーの購入も券売機で行うことができます。
湯上がり処「ばんごう家」でコスパ抜群のボリュームランチ
すっかりリラックスしたところで、湯上がり処「ばんごう家」で昼食をいただきます!
ラーメン、そば、うどん、カレーライスに定食などの豊富なメニューから、私は平日限定ランチの「そば天丼セット」(1,350円)を注文。
自家製にこだわっているという料理は、あったかい手作りの味。
ジューシーで味が染み染みの唐揚げに、カラッとアツアツの天丼、のどごしの良いそばにだしの効いたおみそ汁…!
付け合わせに名産の「かじめ」(半分はみそ汁に、半分はめんつゆに入れました)と甘味もついてコスパ高すぎ!

1階は千葉県産のお土産が1,000アイテム以上そろっているという「おみやげ市場」。
スタッフの方におすすめを尋ねると、ランチセットにも付いていた金谷産の「かじめ」との答えが。
かじめとはコンブ科の海藻で、強い粘りが特徴です。
売り場ではかじめの試食もできますよ。
他にも、産直海産物を使った自家製干物や塩辛などの加工物も販売しています。
海辺の宿の隣には「漁師料理かなや」があります。
こちらでは貝焼きや新鮮な海産物を中心とした160種類のメニューが楽しめます。
海辺の湯敷地内には無料でつかれる足湯や、
サイクリストにうれしいサイクルラックも設置。
※取材日は強風のため、あらかじめ横にしてあります
きれいな内房の海と、あたたかいスタッフさんのおかげで、すっかりリフレッシュできました!
温泉はもちろん食事からお土産選びまで楽しめる「天然温泉 海辺の湯」。
房総ドライブやツーリングにピッタリの、大人気おすすめスポットです。
天然温泉 海辺の湯
住所/千葉県富津市金谷525-17
営業時間/
海辺の湯:平日10時~20時30分、土日祝日9時~21時(最終受付 閉館30分前)
ばんごう家:平日10時~19時(LO)、土日祝日10時~20時(LO)※12月より時間変更予定あり
休館日/12月31日
入浴料/
平日 大人800円、小学生350円、小学生未満200円
土日祝日 大人900円、小学生400円、小学生未満200円
※チーパス提示で小学生または幼児のどちらか、1家族1名に限り無料
漁師料理かなや:平日10時~18時 (LO17時30分)
土日祝日10時~19時 (LO 18時30分)
駐車場/普通自動車230台(大型自動車の土日祝日利用は要予約)
アクセス/富津竹岡I.C.から国道127号線を館山方面へ8分
または富津金谷I.C.から国道127号線を木更津方面へ5分
問い合わせ/0439-69-8500