皆さん、「浦安」と聞いて思い浮かぶものは何ですか?
おそらく大半の人が舞浜のテーマパークやリゾートと答えるのではないでしょうか。
実は、浦安にはそれ以外にも乗合屋形船や老舗の名店など、魅力的な体験ができる場所や名産品がたくさんあるんです!
今回は浦安観光コンベンション協会さんのご案内で、浦安がかつて漁師町だった頃からの老舗が多く残る「元町」エリアを散策。
東京メトロ東西線「浦安駅」から徒歩で回れるおすすめスポットをご紹介します。
\YouTubeチャンネル「ちいき新聞TV」で動画(前編)もご覧ください/
※動画後編は記事の中盤で!
公開 2023/02/06(最終更新 2023/12/26)

目次
- 1. 【越後屋焼蛤店/さつまや焼蛤本舗 本店】お土産にもおつまみにも!
- 2. 【つくだ煮 西敏商店】「佃煮兄弟」が受け継ぐ浦安伝統の味
- 3. 【清瀧神社】4年に1度の浦安三社祭を司る浦安三社の一つ
- 4. 【旧大塚家住宅】江戸時代の暮らしを今に伝える千葉県指定有形文化財
- 5. 【重兵衛商店】「浦安鉄筋家族」のロケ地にもなった駄菓子屋さん
- 6. 【丸善青果】店主のゴッドハンドで漬けたぬか漬けが絶品!
- 7. 【味わい食堂 ひねもすのたり】ランチはボリューム満点の定食がおすすめ
- 8. 【鮮魚 泉銀(いずぎん)】全ては魚がくれる喜びを共有するために!森田釣竿さん
- 9. 【猫実(ねこざね)珈琲店】お土産はかわいい「猫実もなか」で決まり
- 10. 【そば処 天哲】創業100年を超える老舗そば屋
1. 【越後屋焼蛤店/さつまや焼蛤本舗 本店】お土産にもおつまみにも!
思わず誘われる、香ばしいかおり…。
海と川に囲まれた浦安は、埋め立てが進む前まで漁師町として栄え、「貝の町」ともいわれていました。
串に刺したはまぐりやあさりのむき身を秘伝のタレに付け、丁寧に手焼きした「焼きはまぐり」と「焼きあさり」は浦安名物です。

いずれも昭和初期の創業時から変わらぬ職人技を守り続けている老舗、「越後屋焼蛤店」と「さつまや焼蛤本舗 本店」で1本から購入できます。
むき身を1粒ずつ手作業で串に刺して炭火でじっくり焼いており、贈答用としても喜ばれること請け合い。

かめばかむほどうまみが広がり、ビールや日本酒のアテにも最高ですよ~!
越後屋焼蛤店の店舗詳細
住所/千葉県浦安市猫実5-18-19
電話番号/047-351-2833
営業時間/8:30~17:00
定休日/月・火曜(12月は変動)
ホームページ/https://echigoya-yakihama.com/
さつまや焼蛤本舗 本店の店舗詳細
住所/千葉県浦安市猫実4-16-24
電話番号/047-351-2806
営業時間/8:30~18:00
定休日/月曜、第3月・火曜は連休(月によって変更あり)
Instagram/@satsumaya_urayasu
2. 【つくだ煮 西敏商店】「佃煮兄弟」が受け継ぐ浦安伝統の味

佃煮も漁師町の面影を今に残す浦安の名産品です。
素敵なご兄弟が迎えてくれる「つくだ煮 西敏商店」は、昭和9年創業。
3代目である大塚宏一さん・計介さんが、2代目のご両親と共に製造から販売まで切り盛りしています。
昆布の佃煮は「浦安昆布」と「江戸昆布」の2種類。
違いを伺うと、浦安は歯ごたえを残した中甘辛、江戸は甘口でやわらかく煮込んでいるとのこと。
浦安昆布はおにぎりの具におすすめなのだそうです。
もともとは浦安昆布のみでしたが、廃業してしまった近くの佃煮屋さんの味を受け継いで江戸昆布も作るように。
ご飯が進むこと間違いなしの逸品です。
つくだ煮 西敏商店の店舗詳細
住所/千葉県浦安市猫実5-6-26
電話番号/047-351-2338
営業時間/9:00~17:00(土曜15:00)
定休日/日曜
ホームページ/http://www.nishitoshi.com/
Instagram/@nishitoshi_syoten
3. 【清瀧神社】4年に1度の浦安三社祭を司る浦安三社の一つ
4年に一度開催される「浦安三社例大祭(浦安三社祭)」は、浦安市の一大イベント。
6月の中旬の土曜日・日曜日に行われ、清瀧神社・豊受神社・稲荷神社の三社による宵宮(よいみや/本祭り前日のこと)から始まります。
神輿に魂を入れる「御霊入れ」の儀式のあと、神社や提灯に一斉に明かりが灯る光景はとても幻想的なのだとか。
特徴は神輿を担ぐときの「まえだー、まえだー」という掛け声。
血気盛んな漁師町らしく、かつては民家に突入(!)するなどし、喧嘩神輿、暴れ神輿と言われるほど激しい祭りでした。
そのため一時中断されたこともありましたが、関係者の努力で復活し、再び脈々と受け継がれています。
清瀧神社の詳細
住所/千葉県浦安市堀江4-1-5
電話番号/047-351-5417
4. 【旧大塚家住宅】江戸時代の暮らしを今に伝える千葉県指定有形文化財
江戸時代末期の建築と推定される旧大塚家住宅。かやぶき屋根の建物には屋根裏2階があります。
これはたび重なる水害に悩まされてきた先人たちの生活の知恵で、ここに避難したり、家財道具をしまったりしていたのだそうです。
「貝の町」だった浦安では、貝のむき場やふかし屋、各家庭から毎日大量の貝がらが出されていました。
貝がらをまくと水はけがよくなる効果があったため、家のまわりなどによく貝がらをまいていたといいます。
旧大塚家住宅では当時の様子が見られますので、地面までよく見てみてくださいね。
旧大塚家住宅の詳細
住所/千葉県浦安市堀江3-3-1
電話番号/047-354-5846
営業時間/10:15~16:00(12月から3月までは15:00閉館)
定休日/月・木曜(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日、年末年始(12月27日から1月4日まで)
5. 【重兵衛商店】「浦安鉄筋家族」のロケ地にもなった駄菓子屋さん
昭和22年の創業以来、浦安の子どもたちを温かく見守り続けている駄菓子屋「重兵衛商店」。
あの漫画「浦安鉄筋家族」がドラマ化された際にロケ地にもなり、看板には作中の店名「はなくそ一発」が今もうっすら残っていました。
店主の内田朋子さんは、すらすらと全て暗算でお会計してくれます。すごい!

いくつになっても童心に戻れる場所、これからもずっと残っていてほしいです。
ちなみにうんちグミで当たり出ました。また行かなくちゃ。
重兵衛商店の店舗詳細
住所/千葉県浦安市堀江3-13-1
電話番号/047-351-1041
営業時間/10:00~17:00
定休日/不定休
\動画後半はコチラ/
6. 【丸善青果】店主のゴッドハンドで漬けたぬか漬けが絶品!
まぶしい黄色のオリジナルパーカーで元気いっぱい出迎えてくれた丸善青果の宇田川広史さん。
店頭には宇田川さん自ら直接足を運んで仕入れてきた色とりどりの野菜が並びます。
立派な三浦大根をはじめとする三浦野菜、菜花やおかひじき、香取のシルクスイート、九十九里の海っ子ねぎなど、ちょっと珍しいものから千葉県ならではのものまで、目移りしてしまう品ぞろえです。
野菜を知り尽くしている宇田川さんが、おすすめの食べ方も教えてくれます。
おすすめは宇田川さんの「ゴッドハンド」で漬けた、絶妙なあんばいのぬか漬け。
これは絶対に食べた方がいい! あぁ今思い出しただけでまた食べたくなる…。
近所の小学生がおやつに買いに来るというのも納得です。
丸善青果の店舗詳細
住所/千葉県浦安市堀江3-25-9
電話番号/047-350-7809
営業時間/11:00~16:30
定休日/水・日曜
Instagram/@maruzenseika1
7. 【味わい食堂 ひねもすのたり】ランチはボリューム満点の定食がおすすめ
丸善青果のお隣にある「ひねもすのたり」は、16席の呑み食い処。
「朝から晩までのどかにゆったり」を意味する店名の通り、アットホームな雰囲気の中でおいしい手料理を堪能できます。

この日の「特別おひるごはん」は、丸善青果の三浦大根を使ったふろふき大根!
大きな輪切りの三浦大根にやわらか~い角煮がのった、見た目もインパクトあるメニューです。
ランチの定食は、ご飯、みそ汁、小鉢2品、ぬか漬け、デザート付きで、ご飯とみそ汁はお代わり可。
日本酒も充実していました。次回はぜひとも夜に来てみたいと思います!
味わい食堂 ひねもすのたりの店舗詳細
住所/千葉県浦安市堀江3-25-1
電話番号/070-5465-2740
営業時間/昼11:30~14:00 L.O 夜 17:00~21:00 L.O
定休日/日曜
Twitter/@chiihonohono2
Instagram/@hinemosuchihiro
8. 【鮮魚 泉銀(いずぎん)】全ては魚がくれる喜びを共有するために!森田釣竿さん
ある時は「鮮魚 泉銀」の3代目、ある時はフィッシュロックバンド「漁港」のプロ「包丁歌手」、またある時は水産庁任命の「お魚かたりべ」として、魚の魅力を伝えている森田釣竿さん。
昭和25年創業の泉銀は、浦安では言わずと知れた魚屋さんです。店内には新鮮な魚たちが一匹丸々、いわゆる「丸魚」の状態でズラリ。
お店でさばいてもらうこともできますが、森田さんは自分でさばくことを薦めています。
「魚をさばくことでいろいろなことに気付けるし、命をいただいて生かされていると実感できる。何よりもさばきたては断然おいしい!」と森田さん。
実際、泉銀のお客さまの8割は丸魚で購入していくといいます。
一日でも多く食卓に魚があがることを願って、森田さんは今日も魚愛を叫ぶ。「魚食え!コノヤロー!!!」
鮮魚 泉銀の店舗詳細
住所/千葉県浦安市堀江3-25-1
電話番号/047-713-8274
営業時間/平日11:00~17:30、土曜8:00~17:30、日曜8:00~14:00
定休日/火・水曜定休 ※不定休あり
Twitter/@tsurizaomorita
9. 【猫実(ねこざね)珈琲店】お土産はかわいい「猫実もなか」で決まり
浦安散策のひと休みには、ハンドドリップコーヒーと手作りケーキが楽しめる「猫実珈琲店」へ。
店内には便箋やポストカード、切手が用意されており、ポストもあります。
ここに投函すると、猫実珈琲店オリジナル消印を押して発送してくれるそうです。
「猫実」という地名にちなみ、猫の形の最中にキャラメリゼしたくるみと柚子ピールを詰めた「猫実もなか」を販売しています。
浦安のお土産にぴったりですね。
猫実珈琲店の店舗詳細
住所/千葉県浦安市猫実4-16-16
電話番号/047-382-8584
営業時間/火~土曜11:00~18:00
定休日/日・月曜・祝日
駐車場/無(近くのコインパーキングを利用)
ホームページ/http://nekozane-coffee.com/
Twitter/@nekozane_coffee
Instagram/@nekozane_coffee
10. 【そば処 天哲】創業100年を超える老舗そば屋

「そば処 天哲」は創業100年を超える老舗。かつて浦安で一番にぎわいを見せていたという「フラワー通り」にあります。
昔ながらの製法と「漁師町 浦安」の味を、ご家族で守り続けてきました。
天哲に行ったなら、3代目の江野澤幹廣さんの三女・治美さんが描くかわいらしい手書き文字のメニューやイラストにご注目!
治美さんのイラストは、お店以外にも浦安の町のあちこちで見かけました。探しながら歩いてみるのも楽しいかもしれません。
そば処 天哲の店舗詳細
住所/千葉県浦安市堀江3-8-17
電話番号/047-351-2670
営業時間/昼の部11:00~15:00
夜の部17:00~19:00
定休日/水曜
Instagram/@sobadokoro_tentetu
浦安では、2人から気軽に乗船できる乗合屋形船も人気です。
揚げたての天ぷらに舌鼓を打ち、海上からの東京夜景を堪能…きっと忘れられない特別な体験になるはず。
運航スケジュールは浦安観光コンベンション協会HPでご確認を。