癒やし系のボケとつぶやくようなツッコミのしゃべくり漫才で独特の存在感を放つオズワルド。
ツッコミ担当の伊藤俊介さんに出身地・千葉の思い出を語ってもらいました!
公開 2023/04/06(最終更新 2023/04/05)

編集部 モティ
編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB
記事一覧へ仲間と千葉の各所を遊び回った青春時代

千葉には23歳まで住んでいました。
小・中・高校生の頃は、地元の(千葉市若葉区)みつわ台はもちろん稲毛や四街道、習志野まで自転車で、高校に入ってからは原付を手に入れて行動範囲もグッと広がり、柏や市原にも。
何をしにって、そりゃ遊びにです。
稲毛海浜公園プールは本当によく行きました。
高校のマドンナ的な先輩と僕の友達がそこで知り合って結婚したというエピソードも…。
あとは土地柄いわゆるヤンキーも多くて、怖い先輩におびえていました。
ヤンキーといえばエッセーにも書きましたが、「だいき」と「りょうすけ」ってヤツと幕張辺りを原付で走っていたら、いかついバイク集団と合流しちゃって。
隊長とおぼしき人が「兄ちゃんたち、先行きなよ」って譲ってくれて恐縮しながら走っていたら、だいきがいない。
だいきの原付はフルスロットルでも僕らの70%くらいのスピードしか出ないシロモノなんです。
振り向いたら低速のだいきの原付がバイク集団を率いて走ってる状況になっていて、それはもうビビりました。
そうやって友達とつるんでいたのが地元での日常。
結果的にいまだに遊んでいるのもみつわ台のメンツです。
今は東京で会うことが増えましたが、幕張で仕事がある時は実家で家族とメシを食べてその後友達と飲みに行くということもありますよ。
いつか千葉でレギュラーの仕事がしたいですね。
地元での仕事が増えれば友達とももっと頻繁に会えますから。
芸人の基礎を学んだ津田沼のアルバイト
僕といえば「夜のお店」でのバイトが有名ですが、津田沼でも5年くらい働いていました。
刺激的な出来事ばかりで話せないことも多いですが(笑)。
でも店を辞める時、某有名店のお偉いさんが「お前芸人になるらしいな、頑張れよ。諦めるなよ。諦めなかったら夢はかなうから」と声をかけてくれたことは大事な思い出です。
芸人をする上での土台もこのバイトで作られたのかも。
「この人にはどこまで言ってOKか」というさじ加減というか。
僕の言動って周りをヒヤヒヤさせることが多いと思いますが、一応のラインはわきまえているつもり。
それは当時の経験が大きいです。
4月に出版したエッセーでは、地元やバイト、M-1のこと…いろいろ書いています。
執筆業は、良くも悪くも舞台と違って目の前でお客さんの反応を見ない分、好きな言葉で好きなように表現できる。
壮大な話は何一つありませんが、読んだ人がクスッと笑ってくれたらうれしいですね。
初のエッセー発売!『一旦書かせて頂きます』
「ダ・ヴィンチWeb」での連載と、2020年4、5月に自身の「note」へ投稿した作品を加筆・修正、さらに3本の書き下ろしも収録した初の著作。2023年4月3日発売。
KADOKAWA刊『一旦書かせて頂きます』(1,650円)

伊藤 俊介さん
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