吉川市にある物流会社、丸和運輸機関の社会人ラグビー部「AZ-MOMOTARO’S(アズ モモタローズ)」が好調です。
2021年にトップイーストリーグ Cグループで全勝優勝を果たしてBグループに昇格。
翌22年にはBグループでも優勝!
今シーズン、Aグループ昇格を狙います。
公開 2023/05/30(最終更新 2023/05/30)

スポーツを企業経営に生かす
株式会社丸和運輸機関(和佐見勝社長)は人間本来の協調性、結束力を団体スポーツのラグビーに求め、変革の時代を乗り切ろうとしています。
1試合23人で行われるラグビーのチームワークは、物流業の仕事の要。
同社は「どんな時でも前向きに、自分の成長、仲間の成長、チームの成長のために努力をし続ける、仕事でも最後までやり遂げること」を社是に掲げています。

セカンドキャリアで定年まで活躍できる
学生時代に選手生活を送ってきた人たちを全国から積極的に受け入れて、入社時から社員として物流センターに配属。
在庫管理・人員管理などの業務を通して日常からコミュニケーション力を高め合い、選手生活が終わってもセカンドキャリアとして定年まで働けるシステム(選手と仕事の両立)があり、スポーツ課が中心となって社員の面倒を見ています。
ラグビーの練習は、千葉県柏市にある東京大学丸和柏FUSION(フュージョン)フィールドで。
日頃は業務に従事している選手たちが、埼玉・千葉・東京など関東圏内から集まり、練習に汗を流します。
2023年の目標はAグループ昇格!
創部は2014年。
最初は江戸川の河川敷でグラウンドコンディションも悪く、思うような練習ができず苦戦が続く日々でしたが、ここに来て天然芝・人工芝の両面あるグラウンドを借りて練習にも熱が入り、チームは一気に上昇してきました。
昨年は関東社会人ラグビートップイーストリーグBグループで優勝、そして公式戦8戦全試合フル出場の中辻厳毅(げんき)選手がBグループのMVPに選ばれました。

12月24日に行われたAグループ入れ替え戦では14対29の僅差で敗れはしたものの、チームは確かな手応えを感じた様子。
主将の眞野拓也選手は、「皆練習にも熱が入っています。リーグ優勝はもちろん、今年こそ入れ替え戦に『絶対勝つ!』と燃えています」と語りました。

社内外から大きな期待がかかる今シーズンの活躍に注目です。(取材・執筆/つちやみのる)
AZMOMOTARO’S
ホームページ/https://www.az-momotaros.jp/