車両の盗難や車上荒らしなど、千葉県でも多く発生している車の犯罪。大切な車を守るための防犯対策から最新のセキュリティー事情まで、車を扱うディーラーの視点から解説します。
教えてくれたのは…

| 高橋 知久さん |
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| 千葉トヨタ自動車 幕張店 店長 |
公開 2026/07/01(最終更新 2026/06/29)
タイヤ・ホイールの盗難が増加
千葉県は、車両盗難の発生率が全国でもトップレベルだといわれています。その中でも、盗難のターゲットとして名前が挙がるのが、ハイエースやアルファード、ランドクルーザーといったトヨタ車が多く、海外での需要が高い車種が狙われる傾向にあります。
車両犯罪の手口としては、車両盗難や車上荒らし、最近はタイヤやホイールの盗難も増えています。タイヤの性能が高まり、ホイールも含めると1本10万円ほどするものもあるため、4本盗まれたら40万円の被害ですから、非常に深刻です。また、ナンバープレートの盗難も、別の犯罪に悪用されるケースがあるため注意が必要です。
アイテムを組み合わせるのが効果的
こうした犯罪から車を守るためにも防犯対策は重要です。最近の車には「イモビライザー」が標準装備されており、これは車に内蔵された電子チップとの信号が一致しないとエンジンがかからない防犯システムになります。
さらに、車内への侵入を検知するアラームや、音や振動で異常を知らせる「空間認識センサー」が搭載されている車種もあります。最新のランドクルーザー300などには、「指紋認証スタートスイッチ」も導入されており、指紋が一致しないとエンジンが始動しない仕組みで、車自体のセキュリティーは格段に上がってきています。
ただ、犯人の手口も巧妙になっているので、「後付けの防犯アイテム」を組み合わせるのがより効果的です。お薦めなのが、ハンドルを物理的に固定する「ハンドルロック」。これを付けるとハンドルが回らなくなるので、例え窓ガラスを割られて乗り込まれたとしても、ハンドルを動かすことができません。
また「この車は盗むのに時間がかかる」と思わせる視覚的な抑止力も大きいですね。他には、「リレーアタック」というスマートキーの電波を悪用し解錠・盗難を行う手口には、アルミ缶などにキーを入れて電波を遮断するのが有効です。
それから、タイヤやナンバープレートの防犯対策も忘れないようにしましょう。タイヤのネジを1本だけ、専用のアダプターがないと回せない「盗難防止用ネジ(ロックナット)」に変えるだけで、タイヤ盗難のリスクは大幅に下がります。ナンバープレート用も数千円で対策可能です。これらは納車時にオプションとして選ばれるお客さまが非常に多いですね。
万が一に備えた車両保険の検討も
防犯にかかる費用は、車を盗まれたり壊されたりする損害に比べれば決して高くありません。「あの時こうしておけばよかった」と後悔されないよう、まずはタイヤのロックナットやハンドルロックといったところから始めてみてください。
また、万が一に備えてガラス修理や盗難をカバーする車両保険への加入もお勧めします。大切なお車を安心して乗り続けるためにも、防犯対策を見直してみてください。
駐車場の防犯対策
■車両
車内に貴重品は置かない!
現金やバッグが見える所にあるだけでターゲットに…。
■駐車場(自宅)
防犯アイテムの設置
防犯カメラやセンサーライトの設置が有効。
■駐車場(自宅外)
人けのない場所は避ける
他の車から離れてポツンと止めるのは、犯人にとって作業のしやすい環境になりうることも。
車メーカー独自のサービスにも注目!

24時間365日、ドライバーの安全・安心を守るトヨタならではのサービス。
スマホアプリと連携させることで、遠隔で始動をロックしたり、察知した異変をスマホに通知するなど、盗難防止対策のサポートも。
※サービスプランによっては有料