RADIO FISHメンバーで、プロダンスチームの監督でもあるFISHBOYさん。20年の歩みを取材しました。

スペシャルインタビュー CyberAgent Legit ディレクター(監督)、ダンサー FISHBOYさん
(c)CyberAgent Legit
プロフィール
ダンサー・振付師・CyberAgent Legit監督・日本盆踊り協会芸術顧問。RADIOFISHの一員として「PERFECT HUMAN」で紅白歌合戦に出場。

公開 2026/10/21(最終更新 2026/10/19)

ちいき新聞ライター

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世界一になっても、響かなかった

中学生の時、レッスンでみんなが苦戦する動きをすんなりできて、自分でも驚きました。才能というよりサッカー経験などが生きたのだと思います。高校時代はストリートダンスチームで練習に明け暮れました。リーダーは厳しい人でしたが、全国大会では何度も優勝。

でもある時、そのリーダーが別チームで見せたダンスに圧倒的な力の差を感じたのです。「優勝できたのはこの人のおかげだったのか?」と心底悔しくなって。そこから体が痛くなるまで猛練習し、生まれ変わった自分の証しとしてダンサーネームを付けました。それが「FISHBOY」です。

その後、パリで行われた世界大会で優勝。でも世界一になっても日常は何も変わらず…。ダンサーは注目度が低い、とがくぜんとしました。「ダンサーです」と言うと、相当の収入を得ていても、「もうからないでしょう」と気の毒そうな目で見られる。

そのコンプレックスを燃料に、20〜30代は走り続けました。「日本人が全員踊れば見る目も変わる」と考えて「日本人全員ダンサー化」を目標に掲げました。そのきっかけとして盆踊りに注目、今では日本盆踊り協会の芸術顧問も担っています。

FISHBOY第2章へ

スペシャルインタビュー CyberAgent Legit ディレクター(監督)、ダンサー FISHBOYさん
(c)CyberAgent Legit

6年前に世界初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」が始まり、「CyberAgent Leg it」というチームの監督へ。10代のダンサーにも年俸が支払われ、テレビにも出演できる。昔とは比べものにならないほど、恵まれた環境です。チームは2024年、イギリスの人気番組で「ゴールデンブザー」(最高評価の時だけ贈られる合格の証し)を獲得。客席で見ていた僕も心底うれしかったのです。

「認められたい」一心で走ってきた僕が、若いダンサーの成功を素直に喜んでいる。監督という立場になったからこそ感じたマインドの変化です。コンプレックスを燃料にしていた時代が終わり、今は「やってみたいことをどんどんやる」を燃料に進んでいます。

いわばFISHBOY第2章。でも昔の悔しさは今も時々思い出すようにしています。当たり前じゃない環境に感謝することを忘れないために。しっかり者に見えますか? 実は少し抜けていて、昔からいじられ役です。僕は、生まれてきた意味って無いと思っています。

好きなことをやって生きていきたい。そして…100年続く祭りを、死ぬまでに1つ作りたいと思っています。

(取材・執筆/ムーヴ)

スペシャルインタビュー CyberAgent Legit ディレクター(監督)、ダンサー FISHBOYさん
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CyberAgent Legit
FISHBOYさんが監督で、プロダンスリーグ「D.LEAGUE」に参加するチーム。

FISHBOYさん
Instagram:@fishboydance

CyberAgent Legit
Instagram:@cyberagentlegit