千葉県君津市で、自然の中で「遊ぶ」「暮らす」「癒やす」を合言葉に活動している鹿野山自然学校。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出自粛に伴い、自然学校は休業状態に。
そこで鹿野山自然学校の豊島さんは、何かできる事はないかと考え、外出しなくても自然を体験できるZoomを使用したオンライン自然体験を開始しました。
もしも、withコロナ時代になったら…世の中の人が上手にストレス解消できるか、自然学校の立場で考えられたオンライン講座。
Zoom未経験者の記者が実際にオンライン講座を体験してみました!
ちいき新聞では、新型コロナウイルスに負けず新たな挑戦をするローカル企業・お店を応援しています。ちいき新聞webで紹介してほしい新たな取り組みがあればこちらまでお問い合わせください。※紹介可否は弊社内規定にて決定します。
Zoom公式サイトで無料版をダウンロードしました
鹿野山自然学校のオンライン講座で使う「Zoom」。
「Zoom」とはテレビ電話のように、Web上で会議ができるツールです。
今回のオンライン講座ではこれを使うため、公式サイトで無料版をダウンロードしました。
あとはWebカメラ、マイク、ヘッドホンをそろえて準備OK(Wi-fi環境が整っていればスマホやタブレットでも利用可能です)。
申し込みメールを送るとURLが届きます。※申し込みはこちら
講座日時にURLを開けば、講師の豊島さんとZoomがつながります。記者が想像していたよりも簡単でした!
実際に体験! 新しい自然体験の形
他の受講者と一緒に、オンライン講座がスタート!
▲房総丘陵が一望できる九十九谷からスタート
「滝博士を養成します!房総丘陵 秘境滝めぐりの旅」はグーグルアースの画像や地図、豊島さんが撮影した写真、動画などを使い進められました。
▲川廻しのトンネル開墾場の滝
川の流れを変える工事「川廻(かわまわ)し」の結果できた「亀岩の洞窟」の滝や、自然にできた「豊英(とよふさ)大滝」、30年ほど前に発見された「金神(こんじん)の滝」など、小櫃川、小糸川、養老川水系にある滝の特徴を講義形式で説明してくれました。
▲行きやすい場所にある金神の滝
講義中は気軽に質問でき、通信上のストレスもありませんでした。
参加者の峯川さんは「分からない言葉などを検索しながら聞けたので、理解が深まった」と感想を話しました。
▲九十九谷展望公園から見た房総丘陵の独特な地形
豊島さんは「実際の滝ツアーで回れるのは2、3カ所が限界。オンライン講座では、天候に関係なく、山奥でも安全に5、6カ所紹介できました」と手ごたえを語りました。
最初は、新しい試みに不安もあったそうですが、沖縄からの参加もあり、オンライン講座ならではの利点に気づいたそうです。
他にも、自宅で森林浴気功や滝ヨガ気功が体験できるプログラムや、星空観察のオンライン講座を開設。
「講座で知識を身に付けてから自然に触れたら、見え方も違ってきますよ」と豊島さん。
今回、自然体験講座とオンラインの相性の良さに驚きました。
オンライン講座は実技の代替品ではなく、さまざまな利点がありそうですね。