四街道市にある県内唯一の点字図書館。そこでは、誰もが読書を楽しむためのさまざまな本づくりが行われていました。

公開 2026/06/05(最終更新 2026/06/01)

ちいき新聞ライター

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一人一人に合った読書を

同館で製作・貸出をしているのは、指で読む「点字図書」、声で聞く「録音図書」です。

「録音図書」は、デイジー形式で編集され、専用プレーヤーやスマホで利用でき、視覚に障害のある人だけでなく、寝たきりの人や活字を読むことが困難な人にも幅広く利用されています。

「読みたい」を届けて75年 千葉点字図書館を支える人たち
館内には2万タイトル以上の資料が所蔵されています

また、全国の点字図書館で製作された本を共有できる「サピエ」というオンライン図書館があり、ここにない本も取り寄せが可能。

近年は映画に音声解説を加えるシネマデイジーの製作にも取り組んでいて、テレビドラマにもなった人気作品をサピエに登録した際には、全国から大きな反響があったそうです。

「読みたい」を届けて75年 千葉点字図書館を支える人たち
千葉点字図書館の皆さん(左から2番目が川崎館長)

支え合い、つながる活動の輪

こうした本の製作を支えているのが、300人を超えるボランティアの皆さん。

街で白杖をついた人を見かけて何か力になりたいと思った人、広報誌で募集を知った人など、活動を始めたきっかけはさまざまです。

「読みたい」を届けて75年 千葉点字図書館を支える人たち
音訳ボランティア養成講座の説明会には、多くの人が参加していました

1冊の本を完成させるには専門の技術と多くの時間が必要で、作品によっては数人で取り組むことも。

英語の点訳に挑戦する人や、点字楽譜を製作する人もいて、各々が得意分野を生かして活躍しています。

「読みたい」を届けて75年 千葉点字図書館を支える人たち
録音ブースで収録中

「ボランティアさん同士で交流できるグループ活動や、利用者さんと直接ふれ合える場も設けているんですよ。楽しみながら長く続けてもらいたいので、環境づくりは大切にしています」と話す館長の川崎さん。

その穏やかな語り口から、共に活動する皆さんへの感謝が伝わってきました。

(取材・執筆/にんまる)

住所/四街道市四街道1-9-3

問い合わせ
電話番号/043-424-2588
ホームページ/https://tisikyo.jp/
千葉点字図書館