子どもはみんな動物大好き!
普段はなかなか見られない動物に会えるスポットは、子育て世代にとってテッパンのお出掛け先ですよね。
かわいい動物は見ているだけでも癒されますが、実際に抱っこしたりタッチできたり「ふれあい」体験を楽しめば、より思い出に残るかも?
というわけで、千葉県内にある「動物と触れ合えるスポット」を集めました!
優しい気持ちになれる
アットホームさが魅力!
市川市動植物園
アットホームさが魅力!
市川市動植物園
2019年に開園32年を迎える「市川市動植物園」。
起伏が少なく小さな子どもと歩いてまわるのにちょうどよい広さ、家畜などの身近な動物からちょっと珍しい動物まで見られる充実度、そして園内に漂うアットホームな空気感から、「一度行ったらまた行きたくなる!」という声が多い動物園です。
1枚1,150円(税別)とお得な年間パスポートの売上げは月に500枚以上、来園者の約7割がリピーターなんだそう。
中でもモルモットやヒツジ、ヤギ、ミニブタとの触れ合いが楽しめる「なかよし広場」は、園内でも人気のスポットです。
オープン当初から同園に関わる大ベテランの松浦秀治さん(左)とモルモット担当の早川百音さん(右)に、「なかよし広場」をご案内いただきました。
いつもにぎやかな「なかよし広場」。
この日も大勢の子どもたちがモルモットを膝にのせて愛おしそうに優しくなでていました。
その傍らでスタッフは、必要以上にお客さんへの声掛けはせず、じっと見守っています。
実はこれには深い理由が!
「動物との触れ合いは、動物のかわいさや命の大切さを感じ、情操を養う目的がありますが、僕たちは『なかよし広場』を親子のコミュニケーションの場にしてほしいと思っているんです。
モルモットを抱っこするお子さんに声を掛けることで親子の絆も深まるし、『もっと優しく抱っこしてね』などの注意も見ず知らずのスタッフに言われるより、身近な人に言われたほうが心に残るんじゃないかな」と松浦さん。
そのため、子どもがモルモットを抱っこするときは、必ず保護者が側にいるようお願いしています。
モルモットは約180匹が飼育されていて、負担のないように約45分~1時間で入れ替わります。
一匹一匹に名前が付いていますが、もちろん担当の早川さんはきちんと見分けが付くのだそう!
「見分けるコツは、まずは柄。同じ三毛模様でも配色や位置が違うので…。
あとは常に観察し続けること。
警戒心がない子、主張が激しい子…と個性いろいろなので、だんだんと分かってきますよ」とのこと。
入社からずっとモルモット担当だという早川さん。
モルモットの好きなところを尋ねると、「モルモットって自由気ままに思えて実は人のことをよく見ている動物なんです。そういうところが魅力的ですね。
それと群れで生きているので、気づくと赤ちゃんが別のママのおっぱいを吸っていたりするんです。
でもそのママも自由に吸わせてあげていて…、そうやって助け合う姿を見ているとほっこりします!」と教えてくれました。
抱っこしたいときはスタッフに声をかければOK。
時間制限はありませんが、みなさんきちんと譲り合って、おのおのの判断でかごに戻していきます。
そんな風に自然とモラルが生まれるのは、人とも動物とも距離が近い小規模な動物園だからこそかもしれませんね。
約50匹のモルモットが数珠つなぎになって細い通路を行進する「モルモットきゃらばん」も話題です。
この行進、種を明かすと雄40匹、雌60匹が住む部屋の掃除のために一斉に移動をしているところなのです。
ちょこちょこと移動する様子はなんとも癒される~!
開催の時間帯はHPの「イベント情報」や公式Twitterで公開しているので来園前にぜひチェックを♪
「なかよし広場」では、普段はなかなかふれあえない、ミニブタにもタッチできます。
ミニブタの寿命は10歳前後だといわれているところ、こちらのキャサリンは現在16歳という長寿。
「太鼓腹」を意味するポットベリーという品種で、ぽっこりとしたおなかがチャームポイントです。
昼寝したり散歩したりマイペースに過ごしているので、見かけたらぜひ「よしよし」してあげてくださいね。
モルモットの抱っこは開園から閉園まで実施、ヒツジ、ヤギ、ミニブタは15時30分でお部屋に入ってしまうのでご注意を。
さて、「市川市動植物園」の触れ合いスポットといえばもう一つ。
近年人気が高まっている「コツメカワウソ」と握手ができちゃう小獣舎ゾーンです。
柵に取り付けられた細い筒に、コツメカワウソが手を出したときが握手のチャンス!
実際に握手できた子どもたちは「ぷにぷにしてる~!かわいい~!」と大感激していました。
岩の隙間に手を入れてエビやカニなどを捕食するコツメカワウソの習性を利用したのがこの握手コーナー。
「そういった事情なので、握手できるかどうかはコツメカワウソの気分次第なんですよ」(松浦さん)。
ねらい目は比較的活動的な、開園直後、13時前後、15時30分ごろ。
また、平日の13時30分ごろはえさやりタイムなので、かなりアクティブに動き回っていますよ。
<松浦さんおすすめの動物>
触れ合える動物以外にも魅力的な仲間がたくさん!
松浦さんにおすすめをお聞きしました。
「全部おすすめって言いたいんですが、しいていうならミーアキャットですね。
やはり自分が担当している動物をつい推したくなっちゃいます(笑)」。
市川市動植物園では14頭の大家族が暮らしています。
ミーアキャットといえば、直立状態でキョロキョロと顔を動かす姿が有名ですが、写真後ろの寝そべっている子に注目!
実は見張り役の1~2頭以外はこうやってゴロゴロ寝ていることが多いのだそうです。
こんなに無防備なのに、見張り役が危険を察知して警告音を出すと、嘘みたいに「ハッ」と起き上がります。
その様子がおもしろくて、いつまで見ていても飽きないのだと教えてくれました。
その他にも、2018年2月には赤ちゃんが生まれたスマトラオランウータン、根強いファンが多いレッサーパンダ…などなど見どころいっぱい。
特にスマトラオランウータンは、日本で飼育されているのはわずか10頭で、そのうち4頭が市川市動植物園で見られるのでぜひお立ち寄りを。
入園時に渡されるパンフレットはスタンプラリーの台紙になっているので、動物を見ながらスタンプを集めるのも楽しいですよ。
ゆったり遊べる広場もあり、すべり台などの遊具やミニ鉄道(1回100円)など子どもがよろこぶポイントが満載です!
場所/千葉県市川市大町284番1外(動物園)
営業時間/9時30分~16時30分 (※最終入園16時まで)
定休日/月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
入園料/大人400円、小学生以上100円、未就学児無料(※すべて税別)
駐車場/240台(普通車500円/1日)
アクセス/【車・東京方面から】市川ICから約30分
【車・千葉方面から】原木中山ICから約30分
市川市動植物園は第1種動物取扱業登録店です。
登録番号 展示他06-市川保13-2
動物取扱責任者 水品繁和
登録年月日(平成19年3月20日)
登録有効期限の末日年月日(平成34年3月29日)
たくさんの動物と
天気を気にせず触れ合える
Moff アニマルワールド
天気を気にせず触れ合える
Moff アニマルワールド
印西牧の原駅からすぐのショッピングモール「BIG HOPガーデンモール」2階にある「Moff アニマルワールド」は、全天候型の室内動物園。
小動物からファーム動物、鳥類、猛禽類、爬虫類まで、幅広い動物たちとたっぷり遊べる「ふれあい動物園」、ワンちゃんと触れ合いながらくつろげる「ほごけんカフェ」、猫たちが暮らす「にゃんこの部屋」の3つのゾーンに分かれています。
そんな「Moff アニマルワールド」で会える動物たちについて、店長の石川茉菜さんにお話をうかがいました。
小さい頃から動物が大好きだったという石川さん。
取材中も、動物たちに注がれる愛情たっぷりの優しいまなざしが印象的でした!
首に巻いているのは、ニシキヘビの一種「ボールパイソン」。太くて立派なボディが迫力満点です。
こちらのボールパイソンは、怖くなければ大人も子どもも何歳からでも触れ合いOK。
初めは「キャー」とか「ヒャー」とか言いながらこわごわと様子を見ているお客さんも、誰か1人が首に巻くと「巻いてみようかな~」という感じで次々とチャレンジするそうですよ。
意外と女性のほうが積極的な傾向にあるのだとか。
それでもちょっと怖いな~という方におすすめなのが「ひよこ」。小さなお子さんから大人まで、気軽に触れ合いが楽しめる動物です!
ピヨピヨと鳴きながらケージの中をヨチヨチ動き回る姿がたまらなくカワイイ!
抱っこもできますが、「小さいお子さんの場合は、親御さんが手に抱っこしたひよこをナダナデする…という形で楽しんでください!」と教えてくれました。
同じ鳥の仲間では、おしゃべりが得意なインコも人気。
このカラフルで華やかなインコは「ハルクインコンゴウインコ」。
インコの中では最大級の大きさとあって、ずっしりと見えますが、実際には1kgないくらいなので手に乗せてもそこまで「重たい!」とは感じないそうです。
「手乗せ」といえば、最近ジワジワと人気が高まっているフクロウなどの猛禽類も専用の手袋を付けて手に乗せることができます。
種類も大きさもさまざまな10種類前後のミミズク・フクロウがズラリと並ぶ様子は圧巻!
一番小さいこの子は「スピックスコノハズク」。
全長20㎝ほどなので、小さいお子さんや動物に慣れてない人でも安心して体験できます。
反対に、一番大きいのは羽を広げると140~150cmにもなる「ユーラシアワシミミズク」。
手に移動させるタイミングで羽を広げることがたま~にあり、間近で見た人はみんなそのダイナミックさに圧倒されちゃうそうです!
猛禽類は、お昼過ぎごろから施設内で「フライトトレーニング」を行うのでそれも必見。
「得意な子は、部屋の端から端までの長い距離をシューッて上手に飛ぶんです!」と石川さん。
猛スピードで部屋を横断する様子は、とにかく迫力満点。
トレーニングするミミズクやフクロウはその日によって異なるので、長距離飛行が得意な子を見られたらラッキーですよ!
そして、室内施設ではめずらしくアルパカやヤギといったファーム動物ともふれあえちゃうのがココの特徴。
実は、親会社という縁から、今回ご紹介している「ダチョウ王国」からやってきたのだそうです。
1カップ200円でえさやり体験もできます。
黒くてモフモフな手前の彼は、人間でいうと「おじさま」で、石川さん曰く「ちょっとビビリな性格」。
でもビビリな分、優しく温厚なので近くでそっとナデナデすることができます。
ファーム動物は、このアルパカをはじめ、ヤギ2頭、ヒツジ1頭、ミニブタ1頭が暮らしています。
子ヤギや子ヒツジのミルクあげ体験のイベントも季節限定で実施していて好評なのだそうです。
また、「Moff アニマルワールド」には「ほごけんカフェ」も併設しています。
里親募集しているわんちゃんたちと触れ合えるカフェで、1オーダー制、飲食代以外の入園料などはかかりません。
わんちゃん連れもOKです(※マナーおむつ着用)。
お客さんを見つけると尻尾を振りながら近寄ってくる人懐っこいワンちゃんばかり!
この「ほごけんカフェ」は、触れ合いだけでなく、保護犬と里親さんとの橋渡しも大きな目的の一つとなっています。
「もしお迎えしたいワンちゃんがいたら、里親になる条件やプロセスをカフェスタッフに聞いてみてください」とのこと。
ひょっとしたら運命の相手に出会えるかもしれませんね!
このほか、自由気ままに暮らすネコと存分に触れ合える「にゃんこの部屋」もあり、見どころいっぱいの「Moff アニマルワールド」。
お天気を気にせずにお出掛けできるので、これからやってくる梅雨や暑い真夏にもぴったりです。
場所/千葉県印西市原1-2 BIGHOPガーデンモール印西 2F
営業時間/12時~19時(最終入場18時)、土日祝11時~19時(最終入場18時)
※特殊事情(大雪等)などは営業時間を短縮する場合あり。
定休日/なし
料金/800円(ふれあい動物園)、800円(にゃんこの部屋)※税抜
駐車場/2000台(平日4時間まで無料、以降100円/30分。土日祝8時間まで無料、以降100円/30分)
アクセス/北総鉄道北総線印西牧の原駅から徒歩約10分
電話番号/0476-36-4460(ふれあい動物園)、0476-37-4460(ほごけんカフェ)
〈注意事項〉
小学生以下のお子さまの入園には18歳以上の同伴者(有料)が必要です。
Moff アニマルワールドは第1種動物取扱業登録店です。
登録番号 展示13-印健福-919-3
動物取扱責任者 石川 茉菜
登録年月日(平成26年3月14日)
登録有効期限の末日年月日(平成36年3月13日)
自然豊かでのんびりできる
ダチョウ王国袖ケ浦ファーム
ダチョウ王国袖ケ浦ファーム
ダチョウ、アルパカ、カピバラ、ポニーなど…たくさんの動物とふれあえる「ダチョウ王国 袖ケ浦ファーム」。のんびりした雰囲気が心地良く、周囲も自然豊かで広々としていて、癒やされること間違いなしです。
ファームに入ってすぐ、約40頭の羊の群れが迎えてくれます。
3月のあたまが出産のピークだったということで、生まれたばかりの子羊たちがたくさんいました。産まれたての羊は毛がもふもふで柔らかくて気持ち良かったです。

毛を刈るのは年に1回(5月中旬~6月下旬)。
刈り取った毛は、羊毛コンテストに出品するそう。
「昨年、銅賞をもらったので、今年もいい賞がとれればなあって思っています」
と、ダチョウ王国スタッフの堀井悠佳里さんは話します。
「ダチョウ王国 袖ケ浦ファーム」では、ダチョウを15羽飼育しているとのことですが、ダチョウたち堀井さんをすっかり信頼しきっている様子でした。

柵の中に入ることはNGですが、近くまで来てくれるので触ることもできます。
エサのバケツ(700円)を持っていれば、より近くに来てくれるとのこと。お試しください!

つばさのあたりを触ってみましたが、思っていたより柔らかくて驚きました。
足の指が二本だったり、目の隣にある穴が耳だったりと、世界最大の鳥「ダチョウ」について知らないことがいっぱい…堀井さんにダチョウについてあれこれ聞いてみました。
――――オスとメスの見分け方を教えてください。
オスは体が黒っぽく、足とくちばしがピンクです。

(左がメス、右がオス)
――――ダチョウはどのくらい生きるんですか?
野生では40年生きると言われています。
このファームは13年前にできたので、一番年上のコで20歳くらいですね。
――――エサはどのくらい食べるんですか?
体重は100kgほどありますが、粉末のエサを1日約2kg食べます。
――――卵はどのくらい産むものなんですか?
2月頃から秋頃までが繁殖期で、多いときで週に3個くらいの卵を産んでいます。
1羽のオスに対して、メスが3羽で1グループです。
一つの同じ巣穴に3羽がそれぞれ卵を産みます。
――――大奥みたいですね! 喧嘩にならないんですか?
順位がつくんです。順位の高いメスが巣穴の真ん中に産めるんです。
順位の低いメスがその周りに産みます。
――――切ない……。
飼育をしていていちばん大変だと感じるのはどんなときですか?
ダチョウを新しい柵へ移動させるときの捕獲作業が大変です。
ダチョウに蹴られると大怪我になるので気が抜けないですね。
ファームで、疑問に思った事があったらなんでもきいてくださいと堀井さん。
実際にお話を聞くと動物たちの生態をいろいろ知れて楽しかったです。
皆さんもぜひスタッフの方に話しかけてみてください♪
かわいい動物たちがたくさいるので、ここからは、どんどんいきます!
ヤギのコーナーへ!

生後1週間の子ヤギがいました。
人間みたいに性格もさまざまだそうですが、ゆっくり近づけば触らせてくれるコも。
ダチョウに続いて人気なカピバラ。
水浴びや泥浴びが大好きで、その姿はホントにかわいい!

いつもころころしているそうです。

カピバラは優しい動物で他の動物に危害を加えないということで、
カピバラと一緒に住んでいるのは、ガチョウのコロンちゃん。
「コロンちゃん」と呼ぶと「ガーガー」と返事をしてくれるので試してみてください♪
ウサギやひよこ、モルモットのふれあいコーナーは1度入るとかわいすぎてでてこれない人続出!

かっこいいハリスホークや、孔雀に、七面鳥などの鳥類もたくさん。
アルパカや、ポニー、牛に豚…どれもとっても人懐っこいのです。

また、園内では珍しいダチョウのお肉や卵が食べられます。

ダチョウ肉てりたまバーガー(600円・ドリンク付き750円)
ダチョウのお肉で作ったパテとダチョウの卵で作ったオムレツのてりやきバーガー。
くさみは全くなく、お肉も卵もあっさりと食べやすい!

ダチョウの卵のプリン(300円)
ダチョウの卵でできたプリンは、なめらかでクセがなく優しいお味。
ほかにも、ダチョウ肉カレーライス(700円)や、ダチョウ肉シチューセット(800円)、ダチョウ串(400円 1本)などさまざまなダチョウ料理が食べられます。
お土産にダチョウの羽ばたきや、乾燥機に入れるとふわふわな仕上がりになるという羊毛ドライボールなど、ファームならではの品もたくさん販売していました。
園内はレジャーシートを広げることもできるので、ピクニックを楽しんだり、BBQをしながら動物と触れ合って、のんびりしたり、それぞれの楽しみ方で過ごしてみてください!
※料金はすべて税込みです。
ダチョウ王国袖ヶ浦ファーム
場所/千葉県袖ケ浦市上泉1506-10
営業時間/10時~16時半
定休日/毎月第2水曜(祝日・8月除く)、年末年始
※悪天候により休園する場合あり
料金/中学生以上900円 3歳以上600円
駐車場/100台無料・大型バス可
電話番号/0438-60-4100
ダチョウ王国袖ヶ浦ファームは第1種動物取扱業登録店です。
登録番号 展示 07-君保9-4
動物取扱責任者 山本 志郎
登録年月日(平成19年6月18日)
登録有効期限の末日年月日(平成34年6月17日)
ツイッターで話題になった大型ニワトリ「ブラーマ」がいる
「Sayuri World〜サユリワールド〜」
「Sayuri World〜サユリワールド〜」
「恐竜みたい」「強そう」などと、1月下旬、ツイッターの動画投稿で人気を集めたインド原産のニワトリ「ブラーマ」。
飼育している市原市の動物園「Sayuri World〜サユリワールド〜」を取材しました。
※こちらは「ちいき新聞」(3月15日号他、一部エリアをのぞく)に掲載された記事を一部再編集してお届けします。
ちいき新聞とは、千葉・埼玉・茨城の一部で発行するフリーペーパーです。

華麗なルックスは強さの象徴
動画では、足元のモフモフした毛と大きな体格が貫禄を感じさせるブラーマでしたが、目の当たりにしてみると、恐竜というよりはむしろ美しいです。
特にオスは色、形とも華やかでフサフサした尾羽は威厳に満ちています。
メスを引き付ける必要があるからで、美しさ=強さなのだそう。

大きさは、一般的なニワトリ「白色レグホン」の約2倍。
「Sayuri World」で最も大きいのがオスの「クロちゃん」、体長約50㎝、体重約5㎏ あります。
ブラーマが初来園したのは2012年。
当初は3羽でしたが、現在ではメスオス合わせ10羽に増えました。
温厚な性格で、他の鳥や動物たちと一緒に仲良く暮らしています。

のびのび暮らす幸せな動物たち
「Sayuri World」の特徴は、動物たちが放し飼いだということ。
ブラーマ他、数種のニワトリからクジャクまで10種約100羽の鳥類と約60匹のウサギ、ラマやカンガルー、カピバラなどの哺乳類が同じ敷地内で、じゃれあったり穴を掘ったり追いかけっこしたり、本能のままにのびのびと過ごしています。
入園すると「何だろう、この生き物は?」とばかりに興味津々な様子で動物たちが近寄ってきます。
おりに入った動物を見に行くのではなく、他の動物と共にゆったりした時間を過ごす、そんな空間でした。
「ゴッゴルッゴー」自己アピールするブラーマのオス。
ホロホロチョウは「ホホ、ホホ」。
鳥たちの鳴き声の応酬も面白いです。
園長の坂本小百合さんは「動物たちに囲まれて一日中読書しているお客さまもいます。癒やしの場所なんですよ」とほほ笑みます。皆さんも癒やされにおでかけしてみてはいかがですか? (ちいきレポーター:海)
Sayuri World-市原ぞうの国
場所/千葉県市原市山小川937
開園時間/平日 11時~17時
土・日・祝日 午前10時~午後5時(最終入園受付午後4時)
休園日/木曜(春・夏休み、祝日、今年の5月2日は営業)
入園料/大人1,200円 子供700円(3歳~小学生)
駐車料金/1,000円(大型車・普通車・二輪車)
電話番号/0436(88)3001
登録番号 展示06‐市原保9‐1 保管06‐市原保6‐1 販売06‐市原保5‐24 貸出06‐市原保7‐1
動物取扱責任者 坂本峰照
登録年月日(平成18年6月26日)
登録有効期限の末日年月日(平成33年6月25日)