車に乗ったまま、プライベートな空間で、いつもと違った映画鑑賞が楽しめるドライブインシアターが注目されています。
全国のイオンシネマの中で初めてドライブインシアターを開催した、イオンシネマ千葉ニュータウン総支配人の中村康平さんにお話を聞きました。
▼ドライブインシアターの様子を動画で見てみよう!
公開 2021/02/24(最終更新 2021/02/22)

編集部 石田祐葵子(いしだゆきこ)
編集/ライター/漫画家/イラストレーター 埼玉県出身、東京都江東区在住です。以前は漫画業界にいました。漫画の師匠は安野モヨコ先生です。『江ノ島高校ワンダーフォーゲル部』で検索!今は「ちいき新聞」編集者。千葉県いいところですね!★Twitter★@LoveMtmoutain
記事一覧へ「ドライブインシアター」とは
屋外に巨大なスクリーンを配置したり、建物の壁に映画を投影したりして、車に乗ったまま映画が鑑賞できる上映方法です。
アメリカでは、1950年代〜60年代ごろに流行し、日本でも車の普及とともに90年代ごろに人気を博していましたが、その後さまざまな事情により衰退していきました。
しかしコロナ禍の今、密を避けて映画が楽しめるとして、人気が再燃しています。

イオンシネマ千葉ニュータウンでは2020年7月に、イオンシネマとして初めて開催しました。
日没から上映を開始するため、初回の上映は、何度もリハーサルや準備を重ねて、本番に臨んだそう。
一番大変だったことは、「配車」。
全ての車から映画が見やすいように車高の違いを配慮して駐車位置を調整、「現在は、上映回数を重ねて、配車もバッチリです」と中村さん。

プライベート空間で映画を楽しめる

映画のチケットは、事前にウェブサイトで購入。
当日、指定された駐車場へ車で行き、スマートフォンの画面でチケットを提示して入場。
万が一に備えて検温もあるので、安心ですね。

来場した人からは「3密を避けてプライベート空間で映画が見られる」「小さい子どもが一緒でも周りを気にせずに楽しめる」「声を出して笑える」「着信があっても対応しながら映画が見られる」「においや音を気にせず好きな飲食物を持ち込める」など、うれしいお言葉があったそうです。
中村さんは、「コロナ禍に限らず、ライフスタイルの変化などで、映画から離れていた人が、ドライブインシアターを開催することで、映画に戻ってきていただいていると感じています。イオンシネマは全国にあり、毎週末どこかでドライブインシアターを開催しています。皆さまに楽しんでいただけるように、近隣住民の皆さまに配慮しながら、技術的な向上、新作の上映などもできるように努めてまいります」と話してくれました。

https://www.aeoncinema.com/cinema/drive-in-theater/schedule/