昨年10月、四街道市主催で3日間にわたりコマ撮りアニメのワークショップが行われました。
講師に映像作家の土井直樹さん、絵本作家でイラストレーターのKOUTAさんを招き、14組の親子が参加。
作成された物語はYouTubeで公開中です。
動画URL/https://www.youtube.com/watch?v=pfIKY8SeqFQ
公開 2021/05/13(最終更新 2021/05/12)

親子でじっくりとものづくりに向き合う
四街道市では、暮らしやコミュニティーの大切さを日常の中で感じてほしいという願いの下、さまざまな事業に取り組んできました。
昨年は、親子で取り組むコマ撮りアニメのワークショップを10月18日、24日、25日に行いました。
コマ撮りアニメとは静止画を1コマごとに少しずつ動かして撮影し、動いているように見せる技法。
14組の親子が参加し、思い思いにアニメーションを作成しました。

アニメの作成に興味を持って参加した子どもはもちろん、幼少期に作ったパラパラ漫画を懐かしむ親に誘われたという子どももいました。
子どもたちは小学1年生から6年生までと年齢に幅はあったものの、それぞれコマ撮り撮影に使うアプリを使いこなし、親よりも手際よく撮影を進めていたと四街道市役所の担当者は語ります。
「手軽に短時間で参加できるワークショップも多いのですが、手間暇かけて順序立てて取り組んでいく、その過程を大切にしてほしかった。またその過程を共有することで、親子で過ごす時間がより豊かなものになってくれたらうれしい」と企画への熱意があふれます。

子どもたちの自由な発想を大切に
今回のワークショップでは、子どもたちを大人の論理や型にはめず、自由に物語を作ってもらうことに重きを置きました。
とはいっても、真っさらな状態で物語を構成することは難しいので、題材を四街道市のキャラクター「よつぼくん」に定め、あらかじめ参加者に絵コンテを作ってもらってから撮影に進みました。
企画者の願い通り、子どもたちは自由な発想でストーリーを展開。

本来は2月上旬の上映会でお披露目予定でしたが、緊急事態宣言の発出のために断念。
そこで、四街道市YouTubeチャンネルで全作品を公開することになりました。
実際に動画を見ると、よつぼくんの中からアマビエが出てくるものや魔法使いの力で変身するものなど、どれもユニーク。
木の実やハギレなど、自宅から持ち寄った素材も上手に活用されており、使う素材から作者の日常が垣間見えるのも興味深いもの。

参加者からは「またやりたい」「納得できる作品ができた」といううれしい声も聞かれたといいます。
毎年夏ごろに企画される親子のワークショップ、今年のテーマは「音楽作り」を予定。
どんな音色が出来上がるのか今から楽しみです。(取材・執筆/さがえ)
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四街道市政策推進課