7月28日(水)の土用丑の日に併せ、今年も成田うなぎ祭りが開催されます。
100以上の店舗が参加し、スタンプラリーが行われます。

公開 2021/07/17(最終更新 2021/07/28)

密にならないスタンプラリーの祭り
成田うなぎ祭りは、初日の朝、うなぎ供養・放生会が行われ、厳かに幕を開けます。
成田山表参道の成田観光館ポケットパークで、僧侶が供養の経を上げ、用意された放生池にうなぎが放たれます。
放たれたうなぎは、後日印旛沼に放流されるといいます。
成田うなぎ祭りのメインとなるのは、ひと月半にわたるスタンプラリー。
千円でスタンプが一つ押され、三つ集めれば、旅行券や食事券などの豪華賞品に応募できます。
1店舗でのスタンプは二つまで。
2カ所以上での飲食か買い物で応募可能です。
参加は、うなぎ料理店はじめ、甘味や土産店、空港周辺のホテルなど、さまざまな業種から100店以上。
店舗の詳細が分かるスタンプラリー応募券付きパンフレットは、成田観光館はじめ各店舗に置いてあるので、まずは手に入れましょう。
成田山詣での客に人気だったうなぎ料理

成田には、うなぎを出す店が集まっています。
多くはうな重などの和食の店ですが、中にはうなぎパンやうなぎの洋食メニューを出す店も。
成田山周辺にうなぎ屋が集まるようになったのは、元禄年間からといわれています。
もともと印旛沼のうなぎを食べていた土地柄であり、成田山詣でが盛んになった元禄の頃から、江戸でも人気のうなぎ料理の店が増えていったのだとか。

現在、成田山も、新型コロナの影響で、人出が大幅に減っています。
「人を呼ぶPRは自粛するが、周辺に来た人には、成田の人が頑張っていることを伝えたい」と実行委員会の高橋利明さん。
昨年は全面的に自粛したPRも、今年はポスターだけは作りました。
「店舗はどこも厳しい状況ではありますが、成田は元気です」
各店、感染対策を十分にとりながら、もてなす準備はできています。
成田では、元気がもらえそうです。(取材・執筆/倫)
期間/7月16日(金)~9月5日(日)
場所/成田山周辺、成田国際空港内およびその周辺、印旛沼・宗吾地域、イオンモール成田周辺、酒々井町周辺の店舗100店ほどが参加
うなぎ供養・放生会
日時/7月16日(金)午前9時~
場所/成田観光館ポケットパーク(成田市仲町383-1)
問い合わせ/0476-22-2102 成田市観光協会
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、変更・中止となる場合あり