毎年、船橋市の多くの小学生が宿泊学習で利用している一宮少年自然の家。
オープンから40年となる今年、指定管理者制度が導入され、さまざまな新しい取り組みが始まっています。

公開 2021/08/03(最終更新 2022/03/08)
宿泊学習や団体の合宿などに活用
外房に位置し、サーフィンが盛んなことでも知られる長生郡一宮町。
船橋市立一宮少年自然の家は、自然の中での集団宿泊生活を通じて青少年の健全育成を図ることを目的として、1981年4月に設置された社会教育施設です。

船橋市立小学校55校のうち毎年約50校、5千人近い児童が宿泊学習に訪れています。
船橋市内外を問わず、ミニバスケットボールやサッカーなど青少年団体のスポーツ合宿や中学校の吹奏楽部などの合宿でも利用されており、設立から40年となった今では親子2代で利用したという声も聞かれるといいます。

指定管理者制度でより楽しく快適に
これまでは船橋市の直営だった一宮少年自然の家ですが、2021年4月から指定管理者制度が適用され、現在は民間の株式会社オーエンスが管理・運営を行っています。
毎日平均8人程度のスタッフが常駐し、利用者が快適に過ごせるように活動のサポートや施設の美化に努めています。
また、多くの人が楽しめるプログラムの企画や食事メニューの充実にも力を注いでおり、自然素材を使用したクラフトや船橋産のニンジンをメインにした特別食「ヘルシーメニュー」など多彩なメニューを用意しています。

一般の団体が利用するには?
一宮少年自然の家は、5人以上の団体であれば利用することができ、日帰りでの利用も可能です。
ただし「利用者が部屋の整頓を行う」などのルールもあるので、注意事項を必ず確認しましょう。
スタッフの一人、副所長の赤山さんは「自然の家ならではの野外炊飯やキャンプファイヤーはもちろん、多様な体験プログラムの他、一宮町の歴史やサーフィンの町としての町並みも楽しめます。また、『少年自然の家』ですが、大人の団体利用も可能です」と話します。

申し込み方法や注意点、感染症対策による利用制限など最新情報は下記、一宮少年自然の家のホームページから確認できます。
一宮少年自然の家