さいたま市の九つの施設の雑貨やスイーツ、インテリアなど選りすぐりの自信作が並ぶオンラインストアが6月10日にオープン。

「障害者福祉のイメージを一新」と早くも注目され、売れ行きも上々。

障害者の工賃向上にもつながっています。

さいたま市の九つの施設の雑貨やスイーツ、インテリアなどが並ぶ、障害者施設自主製品オンラインストア「サデコMONOがたり」が6月10日にオープン
お気に入りが見つかるかも

公開 2021/08/08(最終更新 2021/08/11)

ちいき新聞ライター

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今までにない取り組みがスタート

障害者施設は自主製品を販売できるイベントの中止が相次ぎ、売り上げも減少。

そこで、さいたま市「障害者授産支援アドバイザー派遣事業」でも活躍している、サデコ(公益社団法人埼玉デザイン協議会)が中心となってオンラインストアを開設しました。

市内の9施設が参加しています。

ネット通販の不安を解消し、商品の魅力がより伝わるようにと、サデコが商品デザインやキャッチコピー、画像撮影をアドバイス。

約半年の準備期間を経てオープンしました。

サデコ(公益社団法人埼玉デザイン協議会)代表理事でデザイナーの竹田良雄さん
「デザイナーの視点から見ても、光るものがいっぱいある」と竹田良雄さん(サデコショップで)

サデコ代表理事でデザイナーの竹田良雄さんは、「質が高く丁寧な作り、斬新なデザイン、味の良さを知ってほしい。『障害者のために』じゃなくて『すてきだから買いたい』と思えるものばかり。オンラインストアをのぞいてみて、それぞれのストーリー(物語)も楽しんでもらえたら」と語ります。

施設同士がつながりセット販売も考案中

サデコ(公益社団法人埼玉デザイン協議会)のスタッフが中心となって、さいたま市内の9施設と共にオンラインストア開設に向けて準備を重ねた
約半年間、サデコスタッフによる打ち合わせを重ねてきた

さいたま市福祉部によると、参加施設の担当者は「ストア開設を機に施設同士のつながりができたので、お互いの商品のセット販売なども考案中。売れ行きも好調で、施設内でも製品作りの目標や意欲向上につながっているのがうれしい。もっと盛り上げていきたい」と話しているといいます。

一部商品は、川口市内の実店舗「サデコショップ」で展示販売中。

「やっぱり実物を見たくて」と来店する人も増えています。(取材・執筆/トモ)

さいたま市保健福祉局福祉部障害者総合支援センター

電話番号/ 048-859-7255


サデコショップ
住所/埼玉県川口市上青木3-12-18(SKIPシティ・SAITEC1階)
電話番号/ 048-262-3302
オンラインショップ/https://sadeco-monogatari.com/