
【西千葉】パン職人が作る!バゲットとクロワッサンのサ ンドイッチ専門店「シャポードパイユ」
今回はテイクアウトにぴったりなお店をご紹介します。
バゲットとクロワッサンのサンドイッチ専門店「シャポードパイユ」は、かねてから各種SNS で目にしていた人気店です。テイクアウト需要が高まるこのご時世に重宝します。
この記事を読み終えた頃には「いいお店知っちゃった!」とワクワクしていただけるかと思います。
公開 2021/08/06(最終更新 2021/08/06)

梶原 よんり
大学卒業後、旅行会社の広報部に就職するもライターの夢を追いかけるために退職。現在は雑誌や新聞など各種媒体で執筆中。2019ポートクイーン千葉としても活動している。 ★instagram★ https://21/www.instagram.com/yonri.kajiwara/
記事一覧へ美味しそうなお店が並ぶ通りにあります
お店に向かう途中、かつて取材した和菓子屋さんを通り過ぎました。
他にも、日本酒専門店や甘味処など、気になるお店が次々に目に入ってくるではありませんか……!
そう、シャポードパイユがある通りには、素敵なお店がたくさん建ち並んでいるのです。ここは間違いなくグルメにはもってこいの道。素敵なお店がぎゅっとまとまっているので、シャポードパイユに行く際には楽しみが広がります。
早速お店に入ると、ショーケースにはバゲットとクロワッサンのサンドイッチが目に入ります。ところが……なんか……半分くらい、ない。
取材に訪れたのは午後1時過ぎ。人気店なのを見越して、数に余裕がある時間帯に取材に伺ったはずが、読みが外れてしまいました……。
店主の神岡さん曰く、商品の売れ行き具合は日によるのだとか。お目当のパンが食べたいなら、午前中の来店がおすすめ。オープンは午前6時なので、朝活にもぴったりです!
午前6時オープンに対して神岡さんは、「朝食べてもらいたくて」と話してくれました。
さて、半分ほど売り切れていましたが、お店に残っていたサンドイッチはどれも魅力的でした!
バゲットの切り込みから姿を見せるカラフルな具材は、充実のサンドイッチの証。そのまま食べても美味しいであろうバゲットと沢山の具材を一度に頬張れるなんて、バゲットサンドは贅沢な料理です。もちろんクロワッサンサンドも然り。
切り込みからチラッと見える具材が、クロワッサンを一気にご馳走に仕立て上げています。
食パンを使用したサンドイッチ屋さんがたくさんある中で、こちらのお店ではバゲットとクロワッサンを使用したサンドイッチを販売しています。
「なぜバゲットとクロワッサン?」と神岡さんに聞いてみると
「それは、私がフランスのケーキ屋さんで働いていた時に、シェフが時々チャチャっと作ってくれる、フランスパンのサンドイッチがおいしくて」
と答えてくれました。
かつてフランスのケーキ屋さんで働いていた神岡さん。日本に帰国してからは、レストランでパティシエとして働き、お菓子以外にもバゲットやハムも作っていたと言います。
その経験を生かし、シャポードパイユで使用しているバゲットもマヨネーズも、鴨の燻製やローストビーフなどの具材までもが手作り。手間ひまかけられて作られた渾身のサンドイッチなのです。「作れるものは作ろうかな」と神岡さんは微笑んでいました。
とっても気になる自家製ヌテラ
サンドイッチのショーケースの隣には、気になる商品が。
自家製のヌテラが販売されているではありませんか!
▲シャポードパイユの手作りヌテラ(税込540 円)
「ヌテラ」とは、ヘーゼルナッツとココアのペーストのこと。
海外ではピーナッツバター感覚でパンに塗ってよく食べられています。スーパーや輸入食品店で見かけた方もいらっしゃるかもしれませんね。
シャポードパイユのヌテラは、ヘーゼルナッツをローストしてペースト状にしたものに、ココア、砂糖、オリーブオイル、ホワイトチョコレートを加えて作っています。
自家製のヌテラを初めて見たので、とても興奮しました。どんな味がするのかとても気になります。
自家製のヌテラを使用したクロワッサンのサンドイッチをテイクアウトしたので、記事の後半ではどのような味か食レポしますね!
フランスで修業をしたパティシエが作る焼き菓子
シャポードパイユはサンドイッチのお店ですが、神岡さんはパン職人でもありパティシエでもあるのでお菓子も販売しています。かなり本格的ですよ〜!
例えばガトーショコラ。
▲ガトーショコラ(税込880 円)
ダークチョコレートに生クリーム、メレンゲなどを混ぜた、ほろっと苦くて甘くて軽いガトーショコラです。
また各種パウンドケーキも販売しています。
▲左がレモンのパウンドケーキ(税込980 円)、右がデーツのパウンドケーキ(1,480 円)
夏にぴったりなレモンのパウンドケーキや、なかなか目にしないデーツのパウンドケーキです。
デーツ(ナツメヤシの実)のパウンドケーキは、デーツペーストで生地に甘みをつけて、デーツのラム酒漬けを練りこんでいます。ちょっぴり大人なお菓子ですね。
そして、みんな大好きなマカロンも!!
見てください、この写真。カラフルなマカロンの数々。
全10 種類!
この中で神岡さんが特にオススメなのが、フランボワーズとピスタチオだそうです。
「鮮やかなピンクと緑に惹かれるんですよね〜」と神岡さん。
まさに、マカロンの華やかさを表しています。
私はピスタチオをいただきましたが、バタークリームの美味しさに唸りました。
神岡さんが20 年前にフランスのケーキ屋さんで食べたバタークリームがあまりにも美味しくて、それをご自身のレシピにも取り入れようと思ったのだとか。
ひとくちいただくと、口いっぱいに広がる幸福感。バターでもない、生クリームでもない、バタークリーム。バターのもったりとした乳脂肪分と、生クリームの甘さが合わさっています。そこに練り込まれたピスタチオが、またいい。ピスタチオのナッツ感も生きていました。
テイクアウトしたサンドイッチを実食しました!
バゲットサンドイッチをひとつ、クロワッサンサンドをひとつ、テイクアウトしましたので、紹介していきます。
まずはバゲットサンド。
▲合鴨とイチジクの赤ワインソース (税込410 円)
燻製の合鴨がメインの具材になっています。アクセントはイチジクの赤ワインソース。
どちらも自家製です。合鴨は燻製されたことで旨味が強くなり、イチジクの赤ワインソースのおかげで、深みのある大人な味に仕上がっています。
とてもサンドイッチの具材とは思えないほど、おしゃれで手の込んだ具材ですが、レタスとマヨネーズで親しみやすさが加わっているので、万人ウケするサンドイッチだと感じました。
バゲットは皮が少し薄めに作られているので、ガブっと頬張りやすいです。また、中はもっちりとした食感なので、具材全体を包み込んでくれます。イメージしたのは、神岡さんがパリでよく食べていたフランスパンのサンドイッチ。
シャポードパイユのバゲットには北海道産小麦を使用し、天然酵母とイースト菌で長時間発酵することで、このようなバゲットが生み出されています。こだわりの具材とバゲットも一緒に、まるごと味わってくださいね!
バゲットだけを楽しみたい方は、具材なしの「プチ・バゲット」(税込200 円)もおすすめです。
続いてはクロワッサン。
▲自家製ヌテラとバナナ(税込410 円)
自家製のヌテラを使用した、スイーツ系のクロワッサンサンドです。販売されているクロワッサンサンドは、ほとんどがお食事系ですが、どうしてもこちらが気になって選びました。
クロワッサンはバターがたっぷり使用されているおかげで、しっとり。サンドイッチの具材に馴染むのでぴったりのクロワッサンです。
気になる自家製ヌテラは甘さ控えめ。ヘーゼルナッツの風味が豊かなコク深いクリームになっています。ヘーゼルナッツとココアの芳ばしさもよくマッチしています。実に味わい深い!
ヌテラが甘すぎない代わりに、バナナの甘さがいきています。これは是非とも朝ごはんに食べたい一品です。
皆さんも是非、シャポードパイユでテイクアウトしてみてくださいね!
<シャポードパイユ>
営業時間/6:00~21:00
定休日/月曜日
電話番号/ 043-356-4959
住所/千葉県千葉市稲毛区緑町1-21-3 片山第1 ビル1 階
アクセス/JR「西千葉駅」から徒歩4 分、京成千葉線「みどり台駅」から徒歩5 分