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【千葉ジェッツ】赤穂雷太選手インタビュー

【千葉ジェッツ】赤穂雷太選手インタビュー
©CHIBAJETS FUNABASHI

青山学院大在学中の昨シーズン、大学バスケ部を退部してプロ契約を結び、大型ルーキーとして千葉ジェッツに加入した赤穂雷太選手。

ジェッツの地元市立船橋高校出身で、今後チームの中核を担う存在にと期待されています。

2年目のシーズンを前に1年目の感想や今シーズンに懸ける思いの他、ご家族のお話などプライベートについても伺いました。(取材日/2021年9月8日)

Zoom画面以外、写真提供:©CHIBAJETS FUNABASHI
試合の写真は2020-21シーズンのものです

赤穂雷太(あかほらいた)
1998年生まれ。石川県出身。身長196cm、体重94㎏。背番号6。本来のポジションはSG、SFだが恵まれた体格を買われFWもこなし、PGの経験もあるオールラウンダー。家族全員が名だたるバスケ選手というバスケ一家の長男。五輪で活躍した女子バスケの赤穂ひまわり選手は双子の妹。

2020-21シーズンを振り返って

―Bリーグ制覇おめでとうございました

プロで1年間フルにプレーしてみてどうでしたか?

赤穂選手(以下赤):これだけ長い期間、毎週試合があるというのは初めての経験なので、体力的にはきつかったです。

―プロの世界でもやれる!という手応えは感じましたか?

赤:競争の激しいレベルの高いチームでプレーしたくてジェッツを選んだので、プレータイム(出場時間)が伸びないのはある程度予想していました。

出場して良いパフォーマンスを出せた部分もあり、エドワーズ(ギャビン)選手が休場している期間しっかりつなぐことができたのは良かったと思いますが、そこで信頼を勝ち取れていれば、その後もっと出番をもらえたかもしれません。

「やれた」という自信と「もっとやれたはず」という悔しさの両方が芽生たシーズンでした。

―自分が一番成長したと思えるのはどんな所ですか?

赤:大学時代はアウトサイド(ゴールから離れたポジション)でしたが、昨シーズン、ジェッツではインサイド(ゴール付近)でプレーしました。

とまどいもありましたが、考え方を整理して臨み、求められた役割で結果を出せたことで、プレーの幅が広がったと思います。

【千葉ジェッツ】赤穂雷太選手のダンク
©CHIBAJETS FUNABASHI
4月21日レバンガ北海道戦でBリーグ初ダンク

―Bリーグで対戦してみて「すごいな!えげつないな」と印象に残った選手を教えてください。

赤:富山グラウジーズのジョシュア・スミス選手(※1)ですね。

体の圧がすごくて。全力で押しても止まらないし…あれは本当にえげつないなと思いました。

―一番印象に残っている試合は?

赤:ダブルオーバータイム(※2)にまでなった12月20日の富山戦です。

(富樫)勇樹さんも、相手のマブンガ選手、橋本選手も神がかり的に3ポイントを連発してすごかったですから…。

これまでのバスケ人生の中でオーバータイム自体あまり経験がなかったし、あのハイスコア(※3)。忘れられない試合です。

【千葉ジェッツ】富樫選手
©CHIBAJETS FUNABASHI
この試合で3ポイントを決めて決めて決めまくった富樫選手

 

※1…身長208㎝・体重138㎏の巨漢センター
※2…同点のため延長戦を行うも決着が付かず、続けて2回目の延長戦を行うこと
※3…最終スコアは千葉130点、富山129点。両チーム合わせての259点はBリーグの最高得点記録

「いじられっ放しではいない」雷太選手の野望

―赤穂選手といえば師匠オーミさん!というわけで、大宮宏正選手との最初の出会いについて教えてください。

赤:昨年のオフ、コロナ禍で思うように練習できない時期でした。

たまたま使えるジムがあって、少人数でトレーニングをした日が初対面です。

第一声は「おまえは今日から〇〇だ」って勝手に名前を付けられて、…その〇〇が何だったかは忘れてしまったんですが…「いきなり何言ってんだろうこの人?」と目が点になりました。

しょっぱなから「こんな人いるんだ⁉」と驚かされたのは覚えています。

 【千葉ジェッツ】オーミ師匠
©CHIBAJETS FUNABASHI
オーミ師匠

―その後も何かと声を掛けてくれたり、ちょっかいを出してきたり…という感じですか?

赤:ちょっかいは…常に誰に対してもちょっかい出す人なんで。

でも相談に乗ってくれるときは誰よりも一番真剣に話を聞いてくれて、ふざけるときは全力でふざける、心から尊敬できる先輩です。

―オーミ師匠の教えで一番印象に残っている言葉を教えてください。

赤:自分、ホームゲームの選手入場で結構ふざけたパフォーマンスをしているんですけど、自分としては全力でやりきっているつもりだったんです。

だけどオーミさんいわく「おまえはまだまだだ。限界を超えていない」…と。

それを聞いてもっと頑張っていきたいなと思いました。

【千葉ジェッツ】セバスのまね
©CHIBAJETS FUNABASHI
昨年在籍したセバスチャン・サイズ選手のものまね
【千葉ジェッツ】セバスのまね
©CHIBAJETS FUNABASHI
なり切ってます

―入場パフォーマンスは師匠に「やりなさい」と言われて始めたんですか?

抵抗はなかったですか?

赤:最初は全くやる気がなかったんですが、オーミさんに言われて最初のホームゲームでやってみたんです。

そしたら「ホームゲームは30試合あるから毎回違うことをしよう!」ということになってしまい…最終的にはネタ不足で苦しみました。

【千葉ジェッツ】赤穂雷太選手インタビュー
「ネタを考えるのが毎回大変でした」

―今までのパフォーマンスで一番気に入っているのはどの回ですか?

赤:正月明けにオーミさんと二人でやったお正月ネタ。

自分が牛の被り物をして…あれが一番「何やってんだろうな?」と思った回です。

オーミさんが試合に出ない日は一緒に入場できないので、(佐藤)卓磨さんやアキさん(藤永佳明選手)にも参加してもらって。

最終的には卓磨さんと二人で何かやれっていう流れになっちゃいました。

やりながら心の中で「ホント何やってんだろうな」って(笑)。

―個人的には「兄です」パフォーマンスが好きでした。

 【千葉ジェッツ】兄です
©CHIBAJETS FUNABASHI
【千葉ジェッツ】兄です
©CHIBAJETS FUNABASHI
女子バスケの赤穂ひまわり選手は双子の「妹」で雷太選手が「兄」なのに、よく間違えて「弟」と報道されてきたため、入場時にアピール

赤:あれ、アイデア自体は「とても面白い」とオーミさんにも褒められたんですよ。

でも「字が細すぎて会場でよく見えなかったので、そこはまだまだだな」と言われました。

―どういう所から思いついたんですか?

赤:ちょうどその前日の中継でも間違われたり、弟と表記されているサイトもあったので、「いや、そういうところは間違えたらいかんよ」という意味でアピールしました。

―今シーズンもパフォーマンスは続けると表明されていましたが、今からネタの仕込みなどは考えているのですか?

赤:いや~まだ全然ですけど、ホームゲームのたびに30通り考えるのは大変なので、シゲさん(昨シーズンまで在籍した田口成浩選手)の「おいさー」みたいに、一つパフォーマンスを決めちゃえばいいのかなって思っています。

持ちネタを作らないと大変ですから。

―期待してます! 

話は変わって、普段行動を共にしたりする仲のいい選手、一番話しやすい選手は誰ですか?

赤:みんな仲いいですけど、プレーの相談は原(修太)さんとかアキさんとか。

プレー以外の相談はオーミさんにしたりします。

卓磨さんに関しては自分からいじりに行っているので。

―え? 赤穂選手が末っ子キャラの立ち位置かと思っていたんですが違うんですか。

赤:キャラ的には…よくいじられるし、かわいがってもらっている実感もありますけど、自分がいじられ過ぎるので、そろそろ卓磨さんをいじっていこうかなと個人的に思っています。

【千葉ジェッツ】卓磨のセバスものまね
©CHIBAJETS FUNABASHI
入場パフォーマンスでペアを組む、愛されキャラの卓磨選手。後輩にいじられる日も遠くない?

バスケ一家・赤穂ファミリーの相関関係は?

―他のごきょうだいは皆さん、花にちなんだお名前ですが、雷太という名前の由来は何ですか?

赤:きょうだい皆そうなんですが、生まれた季節にちなんだ名前になっています。

自分は8月まれで雷が多い月だからと聞いたことがあります。

―SNSを拝見すると、長姉のさくらさんが面白投稿で雷太さんをいじってくる感じですが、みなさんの性格や関係性は…さくらさんがリーダー的存在なんですか?

赤:小さい時はそうでしたが、最近ではそんなこともなくて。

一番下の妹(三女かんなさん)がみんなからがらかわいがられていて、自分はさくらとひまわりの間に入って両方から話を聞くという、一番大変なポジションだと思います。

―さくらさんとひまわりさんはよくけんかするんですか?

赤:仲いいんですけど、けんかも多いので、そのたびに自分が間に立つことが多いですね。

【千葉ジェッツ】足を延ばせない赤穂雷太
©CHIBAJETS FUNABASHI
試合中、先輩に遠慮して足を広げられない雷太選手、早速姉さくらさんのツイッターのネタに

―TOKTYO2020で、ひまわりさんが銀メダリストになりましたが、それについてはどんなふうに思われましたか?

よし自分も、と奮起する部分もありますか?

赤:オリンピック前は勝てると思っていなかったので、ましてやメダルを取るなんて、ホントにすごいという言葉しか出てこないです。

―お父さん(元男子バスケ日本代表の赤穂真さん)は漫画『スラムダンク』のゴリのモデルだと言われていますが、子どもの頃友達に何か言われたりしましたか? 

息子としては誇らしかったのでは?

赤:よく言われましたけど、実際どうなのかは作者の方しか知らないので何とも…。

―お父さんはゴリみたい?

赤:似てると言えば似てるかも。

―性格も真面目?

赤:くそ真面目です。

―怖い方ですか? 

赤:ちっちゃいときは怖かったですが、自分たちが大きくなるにつれてだんだん「いいお父さん」という感じになってきたと思います。

―単純な比較は難しいかもしれませんが、ご家族の中で一番バスケセンスがあるのはどなたでしょうか?

赤:シュートに関していえばさくらが一番。

身体能力が高いのは双子。

それぞれ良さがあるので、誰が、というのは分からないです。

【千葉ジェッツ】赤穂雷太
©CHIBAJETS FUNABASHI
ポテンシャルの塊!

千葉についての印象は?行ってみたいのは…

―市立船橋高校時代と現在、併せて千葉県在住はのべ何年ぐらいになりますか?

赤:5年ぐらいです。

―千葉の印象はいかがですか?

赤:適度に都会で自然もあってバランスがいいです。

住みやすいです。

渋滞が多いのはネックですが。

―運転はされるんですか?

赤:今ちょうど納車を待ってる状況です。

車種はジープ。

体がでかいので、車高が高い車の方が乗りやすいと思って選びました。

―千葉県でよく出掛ける場所やお気に入りの場所、コロナが明けたら行ってみたい場所があれば教えてください。

赤:高校の時はららぽーとぐらいしか行かなかったです。

これから行ってみたいのは南房総の方。

海が好きなんで…釣りも好きです。

―ジープに乗って釣りに行くわけですね。

赤:いや、釣りの時は魚臭くなりそうなのでジープでは行きません。

きれい好きの虎党。阪神で気になる選手は?

―オフの日は何をしていますか?

赤:掃除ですね。部屋をきれいにするのが好きなんです。

毎日フローリングワイパーを掛けていますが、し足りない部分をオフの日の午前中に掃除して、午後はYouTubeを見たり、どこか行ったり…ですかね。

―熱烈な阪神ファンということですが、チームで野球の話などはしますか?

赤:ガジュさん(多田我樹丸コーチ)や原さんとはいっぱいします。

―田口選手は熱烈な巨人ファンですけど、阪神VS巨人でバチバチになったりはしなかったですか?

赤:それはないですが、よく「阪神よえぇ」といういじりをされるので、それに対しては「そんなことないです」と、笑いながら反論していました。

―金本知憲さんがお好きだったそうですが、現在の阪神の選手で一番気になるのは誰ですか?

赤:サトテル(大型ルーキーの佐藤輝明選手)には注目しています。 

あとやっぱり大山(悠輔)選手が打てばチームの雰囲気が良くなると思うので、いつも頑張ってほしいな~と思って見ています。

―今年の阪神は優勝できますかね?(※取材時点でセ・リーグ首位)

赤:行けるかも…とは思うんですけど、自分的にはヤクルトが怖いので、どうなるのかは最後まで分からないですね。

【千葉ジェッツ】赤穂雷太
熱心なファンでも予想は冷静に

肉体改造し飛躍のシーズンに臨む!

―開幕に向けて、仕上がりは何%ぐらいですか?

赤:試合形式に入ったばかりですが、コンディションは上がっていて、オフで取り組んできたことをしっかり出せています。

チームはまだメンバーがそろったばかりなので、ここから開幕に向けてどこまで上積みできるか、というところ。

ミュニケーションを取って仕上げていきたいです。

―昨年完成した活動拠点、ロックアイスベースの使い心地はいかがですか?

赤:バスケに集中できる素晴らしい環境。

特に、体育館の隣にジムがあるおかげで体がしっかりつくれるので、ありがたいです。

―主にどの辺を鍛えていらっしゃいますか?

赤:とにかく体を大きく、それでもしっかり動けるようにトレーニングしてきました。

昨年のシーズン中より5㎏ぐらい増えています。

【千葉ジェッツ】赤穂雷太
©CHIBAJETS FUNABASHI
ロックアイスベースでの練習は快適そのもの

―もう富山のスミス選手にも当たり負けしないですか?

赤:さすがにそれは無理ですけど(笑)最終的にはそのぐらい強くなれればいいと思っています。

―今シーズン個人としての目標を教えてください。

赤:チーム編成の関係で昨季よりチャンスをもらえると思うので、絶対ものにして試合に絡んでいくこと。

今季から本来のポジション、SG(シューティングガード)、SF(スモールフォワード)でプレーさせてもらっているので、しっかり結果を残さないといけないと思っています。

―将来の目標は…。

赤:ゆくゆくは日本代表にも絡んでいきたいです。

でもその前にチーム内の競争に勝たないと話にならないので、プレータイムをしっかり勝ち取りたいと思います。

―目指している選手はいますか?

赤:NBAプレーヤーのレブロン・ジェームスのような、インサイドもアウトサイドもできる、今までの日本人にないスタイルが理想。

レブロンのようになるのが自分のゴールなので、そこを目指して頑張っていきたいと思います。

―最後に読者へのメッセージをお願いします。

赤:バスケをよく知らない方でも、船橋アリーナに来て試合を見ていただければ絶対面白いと思っていただけるので、ぜひ生で見てほしいなあと思います。

 

【千葉ジェッツ】赤穂雷太

―ありがとうございました。

この記事を書いた人

編集部 R

「ちいき新聞」編集部所属の編集。人生の大部分は千葉県在住(時々関西)。おとなしく穏やかに見られがちだが、プロ野球シーズンは黄色、Bリーグ開催中は赤に身を包み、一年中何かしらと戦い続けている。

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