船橋市立習志野台第一小学校には、お父さんたちが中心となって活動する学校ボランティアの会があります。
「立ち木の会」という名のこの会。現会長の立花伸介さんに話を聞きました。

公開 2021/10/16(最終更新 2022/03/08)

小学校生活を子どもと共に楽しむ
習一小の保護者が引き継いできた「立ち木の会」。
小学校生活を子どもたちと一緒に楽しもうという趣旨の下、教室のエアコン清掃や草取り、運動会のサポートなど校内の活動をはじめ、習志野台公民館とイベントを共催したり、地域のお祭りを手伝うなど幅広く活動を続けています。
2月開催の「星を見る会」は4年生を対象とした恒例行事。
卒業生の保護者が大型の天体望遠鏡をグラウンドに設置し冬の夜空を観察します。
親子共に楽しみにする人気イベントです。
また、昨年9月には、コロナ禍でさまざまな学校行事が中止となる中、子どもたちに思い出をと「ならいちスプラッシュ!!」を開催。
水風船投げや打ち上げ花火で盛り上げました。
「やるからには真剣に取り組んで、子どもたちに本気を伝えたい。大人も子どもも心から楽しめるイベントになりました」と代表の立花さん。

自分たちが育った地域を誇れるように
本来は学校ボランティアの会として設立された「立ち木の会」ですが、立花さんはその他にも積極的にイベントを企画・実施しSNSで発信。
保護者同士のつながりを築き、地域全体で子どもたちを見守り育てる環境を目指します。
その根底には、自身の幼少時代、地域の大人たちと関わり合い助けられ、育ててもらったという感謝の気持ちがあります。

「多くの人にお世話になり、さまざまなことを教わりました。小学校6年間は子どもが心も体も伸び伸びできる時期。その限られた時間の中で、子どもたちがいろいろなことを知り、体験し、思い出を残す機会をつくりたい」
コロナ後は、地域の人も参加できるお祭りを計画しているといいます。
普段会えない人に会えたり、出店で売り買いする経験など、周囲の人と触れ合い誰もが楽しめるイベントです。
「立ち木の会は、子どもと同じ目線をもつ保護者が集まっています。緩く楽しく本気で、面白い地域にしていきたい」。
子どものように目を輝かせています。