野田市では地元の食材や歴史、文化などを活用した新規商品開発事業を実施。

初年度となる令和3年度に市の補助対象となった3商品が販売を開始し、好評を得ています。

野田市の新たな名物誕生!
レトルトタイプの「関宿城出世カレー」

公開 2022/07/24(最終更新 2022/07/21)

ちいき新聞ライター

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地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

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せきやどミルクを使ったビーフカレー

商品化されたのは「関宿城出世カレー」「夢中になるバウムクーヘン」「夢中になるぶっかけパスタ醤油」の3商品で、ゆめあぐり野田や清水公園ショップ「ルスカ」などで販売されています。

野田市の新たな名物誕生!
野田市役所1階の「野田市の物産」コーナーにも展示(販売はしていません)

若い感性と柔軟な発想を取り入れようと、審査には市内の高校生も加わりました。

「関宿城出世カレー」は、関宿地域で生産された牛乳「せきやどミルク」を使ったまろやかな味わいのビーフカレー。

終戦時に内閣総理大臣を務めた鈴木貫太郎が関宿地域に酪農を広め、現在も20戸ほどが酪農を営み牛乳を生産しています。

なんとも縁起の良い商品名は、出世城と呼ばれた関宿城にあやかったものです。

江戸時代に譜代大名が代々藩主を務め、出世する人が多かったのがゆえんです。

「おいしかったので、また買いに来た」というリピーターも多く、生産が間に合わないほどの人気を博しています。

誰もが夢中になる!?スイーツと調味料

「夢中になるバウムクーヘン」「夢中になるぶっかけパスタ醤油」の2商品は、しょうゆの町である野田市のしょうゆを使用しています。

野田市の新たな名物誕生!
「夢中になるバウムクーヘン」はミニと箱入りの2サイ ズ

バウムクーヘンは、しょうゆのもととなる「もろ味」を生地に練り込み焼き上げ、コクと深みに加え、しっとり食感が楽しめるのが特徴です。

ドイツ生まれの伝統菓子と日本の伝統調味料が融合したここだけの逸品です。

また、ぶっかけパスタ醤油は、スッキリ・さっぱりとしたカツオ風味の調味料で、焼きおにぎりやたまごかけご飯はもちろん、パスタとの相性も抜群だといいます。

野田市の新たな名物誕生!
200ミリリットルと1リットルがある「夢中になるぶっかけパスタ醤油」

ギフト用パッケージもあり、お土産や贈り物にぴったりです。

野田市では令和4年度も新たな名物の商品化に向け支援を行っています。

次はどんな名物が生まれるのか、こちらも楽しみです。

(取材・執筆/琉)

※問い合わせ
電話/04-7123-1085
野田市商工労政課