「経緯はともかく人道的にやるせない連日の報道に、『ともかく止めなければ』『自分には何ができるのだろうか』と考えました」。

高校時代のベトナムの反戦運動が頭をよぎり鼈宮谷(べっくや)さんは動き出しました。

「缶バッジに込められた祈り」一人一人ができることを。鼈宮谷辰彦さん(習志野市在住)
「夢こむさ習志野」代表 鼈宮谷(べっくや)辰彦さん

公開 2022/08/08(最終更新 2022/08/04)

鴨見流留

鴨見流留

趣味 お料理・サイクリング・イラスト・DTM・ビーチクリーン・映画鑑賞 … などなど 千葉県八千代市在住 Twitter/@kamomi_ruru

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今自分にできることは何だろう?

ウクライナの国旗の黄色とブルーのツートンの地色。

「NO WAR!」「STOP WAR!」といったシンプルなメッセージの缶バッジをデザイン、製作しました。

「1個300円、2個で500円。売上金はウクライナに寄付します!」。

この呼びかけに11の店舗や団体が設置・販売に協力しています(4月25日時点)。

ウクライナ大使館を通じて1回目の寄付が3月7日に行われました。

「缶バッジに込められた祈り」一人一人ができることを。鼈宮谷辰彦さん(習志野市在住)
大使館へタオルと送る

缶バッジはコミュニケーションツール

鼈宮谷さんが代表を務める団体「夢こむさ習志野」は缶バッジを作る機械を所有していました。

イベント参加者が描いたイラスト、ペット・孫の写真などを缶バッジにしてプレゼントすると、それをきっかけに話が弾むのだといいます。

「ナイーブな問題や難しい課題も缶バッジなら柔らかいメッセージになり、ちょっとした自己主張にもなります」
コロナ禍でのマスク着用の呼びかけや、自分が妊婦であること、障害や持病があり助けが必要なことを知らせるデザインも手がけてきた鼈宮谷さん。

「人と人をつなぐ、または人と人の理解を深める上でも缶バッジは優秀なツールです」(取材・執筆/鴨見流留)

「缶バッジに込められた祈り」一人一人ができることを。鼈宮谷辰彦さん(習志野市在住)

シェアアトリエ「ふわいえ」(佐倉市)に置かれた缶バッジ

平和の缶バッジ概要
HP/https://nara55.tank.jp/r4.3stopwar0.htm