2012年にオープンした東京スカイツリータウン内にあるキャンパス。

建学の精神を具現化して、研究成果を知ってもらおうと、ロボット技術と惑星探査プロジェクトについて展示しています。

公開 2023/02/03(最終更新 2023/08/04)

ちいき新聞ライター

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地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

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エリアⅠはロボット技術・人工知能ゾーン

JR津田沼駅前にある千葉工業大学。

実は東京スカイツリータウン8階にサテライトキャンパスがあります。

千葉工業大学 スカイツリー キャンパス
東京スカイツリータウン®キャンパス入り口

展示スペースエリアⅠの入口には、学生が開発し、2022年「ロボカップ世界大会」で世界一になったサッカーロボットや、福島第一原子力発電所で調査活動をしている災害対応ロボットが展示されています。

千葉工業大学 スカイツリー キャンパス 災害対応ロボット
災害対応ロボット(写真:千葉工業大学)

その横では、熊本の震災後、倒壊した市役所内を調査する映像が放映されていました。

二足歩行ロボットや3つのモードに変形する未来の乗り物など、千葉工大未来ロボット技術研究センターのロボットたちの実物も間近に見られます。

またエリアⅠ内では花火の音が鳴り響き、打ち上げ花火のプログラムを体験することもできます。

千葉工業大学 スカイツリー キャンパス 花火
好きな花火を打ち上げることができる花火プログラム(写真:Ryu Furusawa)

超巨大ロボティックスクリーンに花火が次々と映し出されて華やかな気分を体験できることでしょう。

宇宙へと誘うエリアIIの展示と体験

エリアIIで最初に目に飛び込むのは、テレビアニメ「マクロスF」の主役メカ「ⅤF-25F」。

実物大で展示してあり、その迫力に圧倒されます。

また太陽系の旅へバーチャル体験できる120インチのタッチパネルや、千葉工大惑星探査研究センターが開発に参画している小惑星探査機「はやぶさ2」の実物大模型もあります。

千葉工業大学 スカイツリー キャンパス はやぶさ
はやぶさ2(写真:千葉工業大学)

そして宇宙から飛来した鉄隕石で磨き上げたのは日本刀の「天鉄刀」!

磨き抜かれた至高の一品が鋭い光を放っています。

300インチの宇宙シアターなどもあり、まるで未来空間に迷いこんだようなキャンパス内。

ロボットや宇宙に興味を持つ子どもたちはもちろんのこと、貴重な体験を通して将来の進路を決めるきっかけにもなりそう。

「楽しく見学していただき、常駐スタッフにどしどしご質問を」と担当の森下さんは話してくれました。(取材・執筆/江梨)

場所/千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパス
住所/東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン8階
開催時間/午前10時半~午後6時
料金/入場無料
TEL/03(6658)5888
HP/https://cit-skytree.jp