市民野球が盛んな松戸。その「聖地」ともいうべき松戸運動公園野球場を整備するグラウンドキーパーに注目しました。

公開 2026/04/15(最終更新 2026/04/13)

にゃっつ

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 「今日がいちばん若い!」とじじむさいモットーですが、こどものような好奇心と親のような優しさをもって、生活が楽しめるような出来事を日々探してお伝えします。Instagram/@nyaiger_nyatts

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美しい球場を守る8人の守り神たち

1970年に開場した松戸運動公園野球場は、両翼90m、センター120mの人工芝球場。

夜間照明や電光掲示板も完備され、軟式野球の公式戦が開催できる公式球場です。

われらグラウンドキーパーズ 球場全景
市民野球が盛んな松戸の「聖地」

その整備を日々行っているのが、松戸市スポーツ協会指定管理者の8人。

いずれも定年後に野球場管理を始めた人たちです。

チームの中心、曳田(ひきた)宏さん(74)は、仕事の傍ら野球の公式審判員を務めてきました。

われらグラウンドキーパーズ チームのかなめ 曳田宏さん
チームのかなめ 曳田宏さん

荒れたグラウンドに選手たちのプレーが左右されるのを間近に見ながら、公平な勝負ができるグラウンドコンディションの大切さを感じていたそうです。

2013年から松戸市の指定管理者となり、仲間も増え、チームで整備に取り組んでいます。

われらグラウンドキーパーズ この日集まった「守り神」は6人。曳田さん(前列左)から時計回りに齊藤照雄さん(73)、大塚晴次 郎さん(74)、井上馨さん(73)、町山弘幸さん(68)、大沢茂徳さん(76)
この日集まった「守り神」は6人。曳田さん(前列左)から時計回りに齊藤照雄さん(73)、大塚晴次郎さん(74)、井上馨さん(73)、町山弘幸さん(68)、大沢茂徳さん(76)

老朽化と戦いながらベストな状態を

人工芝球場は手入れが楽なように見えますが、実は最も大事なのは内野部分。

土や砂を慎重に配合して、冬場は凍らないように凍結防止剤もすき込む必要があります。

また、人工芝部分にはみ出した内野の土を取り除き、目減りした土を加えるなど、土づくりが球場のコンディションを左右します。

われらグラウンドキーパーズ グラウンド整備の様子
グラウンド整備の様子

予算不足から、グラウンドを取り囲むラバーフェンスの劣化に思うような対策ができないのが悩みの種。

ラバーが劣化し固くなると、選手の体を衝撃から守るという本来の目的を十分に果たせなくなります。

予算獲得手段の一つに球場命名権(ネーミングライツ)販売という選択肢もありますが、それを行うと管理が不十分になる懸念が。

あくまでも「市民の財産は市民で守る」という誇りが、笑顔の中に垣間見えます。

「全力プレーした後はしっかり整備して、みんなで気持ちよく利用してくださいね」と話してくれました。

われらグラウンドキーパーズ 球場全景
球場全景

問い合わせ
電話番号/047-363-9241
松戸運動公園野球場