「近代将棋の父」関根金次郎十三世名人のふるさと・野田市で、6月9日(火)・10日(水)に第84期名人戦第6局が開催されます。

公開 2026/05/06(最終更新 2026/05/04)

ちいき新聞ライター

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挑戦者は連盟常務理事の糸谷九段

庭園から見た野田市市民会館
会場となる野田市市民会館の庭園からの眺め

竜王、王位、棋聖、棋王、王将と合わせ六冠の藤井聡太名人(23)が、野田市で初めて対局します。

挑戦者は糸谷哲郎九段(37)(※4月16日付で昇段)。

タイトル獲得は竜王1期で、順位戦A級6期の実力者。現在、日本将棋連盟常務理事を務めていますが、理事職が名人に挑戦するのは40年ぶりの快挙です。

過去の勝敗は藤井9勝、糸谷1勝。

対局場は野田市市民会館(旧茂木佐平治邸)。

1924年ごろに建てられた醤油醸造家・茂木佐平治の旧邸宅で、97年に国の登録有形文化財に、2002年には日本庭園も登録記念物に指定されています。

将棋の番勝負の舞台になるのは、2010年の68期名人戦第3局(羽生善治名人VS三浦弘行八段)、13年の26期竜王戦第1局(渡辺明竜王VS森内俊之名人)に次いで3度目です。

「将棋文化を広めたい」と鈴木市長

庭園の入り口
名人戦の対局が行われる野田市市民会館の松の間。床の間を背に藤井名人、手前に糸谷八段、右側に立会人が座る
名人戦の対局が行われる野田市市民会館の松の間。床の間を背に藤井名人、手前に糸谷八段、右側に立会人が座る

市民会館から5kmほど北にある「いちいのホール」内には十三世名人・関根金次郎の記念館があり、09年から毎年、女流名人戦の五番勝負が行われています。

14年には第1回全国将棋サミットが開かれ、講演会、棋士による指導対局で盛り上がったそうです。

いちいのホールにある関根名人記念館

鈴木有市長は「野田は将棋の町、市内の将棋大会には多くの子どもたちが参加します。本物を見ることは大事です。市も将棋文化を広めていきたい」と語りました。

なお、第5局までに一方が4勝しタイトル戦が終了した場合は第6局は行わず、前夜祭に代わり祝勝会が開催されます。(取材・執筆/マット)

藤井聡太六冠が竜王奪取した時の色紙(関根名人記念館)
藤井聡太六冠が竜王奪取した時の色紙(関根名人記念館に展示)

第84期名人戦七番勝負

●第1局=4月8日(水)・9日(木)東京都文京区「ホテル椿山荘東京」
●第2局=4月25日(土)・26日(日)青森県青森市「ホテル青森」
●第3局=5月7日(木)・8日(金)石川県七尾市「和倉温泉 日本の宿 のと楽」
●第4局=5月16日(土)・17日(日)大阪府高槻市「高槻城公園芸術文化劇場」
●第5局=5月26日(火)・27日(水)福岡県飯塚市「麻生大浦荘」
●第6局=6月9日(火)・10日(水)千葉県野田市「野田市市民会館」
●第7局=6月24日(水)・25日(木)山形県天童市「天童ホテル」

問い合わせ
電話番号/04-7123-1085
野田市商工観光課