3月17日、「歴博」の愛称で親しまれている国立歴史民俗博物館の第5展示室が約30年ぶりにリニューアルオープンしました。

公開 2026/05/05(最終更新 2026/04/27)

ちいき新聞ライター

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近代をどのように経験していったか

常設の総合展示は第1〜6室まであり、日本の歴史や文化をいくつかの時代やテーマに分けて、生活や民衆の視点から展示しています。

第5展示室「近代」では、1993年に「文明開化」を、1995年に「産業と開拓」「都市の大衆の時代」を開室。

今回その展示テーマを一新。

以前の展示では描ききれていなかったという「戦争」や「植民地」の問題を含め、「〈国民〉の誕生」「近代化する人びとのくらしと仕事」「〈帝国〉日本の社会と人びと」という新しいテーマで、「近代」を捉えていきます。

【佐倉市】その先の人びとの経験 国立歴史民俗博物館 第5展示室「近代」リニューアルオープン!
第5展示室 〈国民〉の誕生
【佐倉市】その先の人びとの経験 国立歴史民俗博物館 第5展示室「近代」リニューアルオープン!
第5展示室 〈帝国〉日本の社会と人びと

ここ30年余りの研究による新しい展示物はもちろん、リニューアル前からの展示物も見せ方や視点を変え、さらに分かりやすくなりました。

テーマに沿って観覧していくと「近代」を人びとがどのように経験し、それによって意識や生活様式がどのように変わっていったかが伝わってきます。

3つのテーマ・3つの視点でひらく

3つのテーマで見た近代社会を、違った角度から見せる展示もあります。

独自の歴史と文化を蓄積してきた人びとが、経験した近代社会を「アイヌにとっての近代」「琉球・沖縄からみた近代」「『水平』をめざして」(被差別者にとっての近代)という3つの視点で捉えた展示です。

展示された資料やパネル、言語音声や映像は、近代社会を多角的な視点で考えるきっかけを与えてくれます。

【佐倉市】その先の人びとの経験 国立歴史民俗博物館 第5展示室「近代」リニューアルオープン!
第5展示室 近代化する人びとのくらしと仕事

「開国、開拓、啓蒙(けいもう)など、『ひらく』に関わる言葉が価値を持った」(大串教授)という近代。

リニューアルした展示室を新しい視点で巡ってみませんか。

第5展示室リニューアルに伴い、第6展示室「現代」の冒頭の一部も新しくなっているので併せて観覧を。

(取材・執筆/明石鯛)

国立歴史民俗博物館

住所/千葉県佐倉市城内町117
開館時間/3月~9月 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
     10月~2月 午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
入場料/総合展示
    一般:個人900円 団体(20人以上)800円
    大学生:個人500円 団体(20人以上)400円
    ※高校生以下・18歳未満は無料(要証明書など)
    ※企画展示の入館料は都度別料金
    ※障害者手帳などの保持者は手帳などの提示により、介助者とともに入館無料
休館日/毎週月曜日(休日の場合は翌平日)年末年始
    ※その他不定休あり。ホームページで確認を

問い合わせ
電話番号/050-5541-8600 ハローダイヤル

ホームページ/https://www.rekihaku.ac.jp/