2024年2月、3代目の代表取締役社長に就任した細谷佳津年が、社長就任に込めた思いや地域新聞社の今後について語ります。
公開 2026/06/20(最終更新 2026/06/19)
第1話プロローグ
新年のお祝いを申し上げます。旧年中は読者の皆さまからも多くのご声援をいただき、厚く御礼申し上げます。
2年前の社長就任から荒波を航海する船のごとく、さまざまな困難を乗り越えてきましたが、昨年の大きなトピックといえば、やはり1月30日に行われた定時株主総会です。この日は、地域新聞社の取締役選任と経営戦略について株主の皆さまに賛同をいただくという重要な一日でした。
別々の株主を装いながら連携し、株を買い占める「ウルフパック戦術」。当社が、このいわゆる会社の「乗っ取り」手法の対象になっている可能性が高いと発表したのは11月10日。
株主総会までの約2週間という限られた時間の中で会社提案の賛同を得るために、社員が手分けして全国の株主を訪ねて回りました。
そうして迎えた当日。ある社員は香取神宮へ、別の社員は鋸山まで自主的に祈願へ。会場内には入れないものの、居ても立ってもいられず付近まで来て吉報を待った社員もいました。社員一人一人が全力を尽くす姿は、私にとって心強いエールとなりました。
そしてそれは、「当社の姿を守る」という決意をより強固なものにしたのです。そもそも、就任して2年足らずの私が、なぜ地域新聞社にここまでの思い入れを持っているのか。
次回から、その理由についてお伝えしていきます。
(第2話に続く)