言語聴覚士とは、「話す」「聞く」「飲み込む」などの機能に障害や発達の遅れがある場合に、医療機関で、あるいは教育機関と連携しながら支援を行うリハビリ専門職です。

公開 2026/08/26(最終更新 2026/07/13)

雪道

雪道

高知県出身、船橋市在住。元英語講師。ロック好き。読書好き。月村了衛、笹沢左保、有栖川有栖が好きです。残りの人生の目標は、ピアノとドイツ語をならうこと。好きな言葉は「ご縁」。

記事一覧へ

言語福祉を志した情熱と尽力の半生

吉田さんは千葉県言語聴覚士会に所属し、コミュニケーションに障害のある失語症者を対象とした意思疎通支援事業に携わっています。

言語聴覚士・社会福祉士 吉田浩滋さん(鎌ケ谷市在住)

幼少期、ろう学校の教員をしていた母の元には教え子たちが集い、日常的な温かい交流を通して吉田さんは「この人たちの役に立ちたい」と考えるようになりました。

特別支援教育教員養成課程を修め、鎌ケ谷市役所へ入職後は障がい福祉課に勤務。

子どもの発達支援や成人の言語機能リハビリ事業に従事した他、福祉行政全般に携わりました。

言語聴覚士・社会福祉士 吉田浩滋さん(鎌ケ谷市在住)
千葉県から委託を受け(一社)千葉県言語聴覚士会が主催する「失語症者向け意思疎通支援者養成研修」の様子
言語聴覚士・社会福祉士 吉田浩滋さん(鎌ケ谷市在住)


探究心を軸に活動の幅を広げて

定年後は、医療福祉系大学の教員を務めた後、大学院へ進学し、社会福祉学を専攻。

行政職員として培った豊かな経験と、研究を通して一層深めた学びと知識。

現在はそれらを生かして看護専門学校で教壇に立ち、後進教育にも当たります。

言語聴覚士・社会福祉士 吉田浩滋さん(鎌ケ谷市在住)
吉田浩滋さん。支援者は、失語のある人と社会をつなぐ大切な「架け橋」。「まずは関心をもって」と呼びかけます
言語聴覚士・社会福祉士 吉田浩滋さん(鎌ケ谷市在住)
会話の中の展開を単語や絵で示し、失語症者の理解をサポートする「要点筆記」という技術

前述の言語聴覚士会では、失語症者のニーズや困難に寄り添い、前線に立って支援を行う他、失語症者向け意思疎通支援者の派遣を調整する「司令塔」も務めます。

脳卒中の後遺症などにより、話したり、聞いて理解したり、書いたりといった言語活動が不自由になる失語症。

「周りの人の理解と配慮が大きな支えとなり、社会参加を可能にします」。

温かいまなざしで話す吉田さんは、今年も支援者養成研修の一部を担当。

9月以降、Zoomでの無料公開も予定されています。

無料講座視聴の申し込みはこちらから/https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfbySNQE-xcBQFvAlpPtjkmtGvo9XmMpr9cF0LEAy9dgw5J5g/closedform