外壁や屋根の塗装は、住まいを長く守るための大切なメンテナンス。見積もりの見方や業者選び、塗り替えのサインを知り、納得のいく工事につなげましょう。

教えてくれたのは…

株式会社中野塗装 代表取締役 中野太樹さん
株式会社中野塗装 代表取締役 中野太樹さん
外壁塗装専門企業として1994年9月に創業。塗装業界歴は37年

公開 2026/11/04(最終更新 2026/10/23)

編集部 ゆりか

編集部 ゆりか

編集部所属の取材記者。白井市出身、船橋市在住。コンテンポラリーダンス、ヨガ、ズンバ、バレエなどとにかく踊るのが好き。取材執筆も好きだが、地図が読めないため取材前はいつも軽く迷う。食べ盛りの夫と3人の子育てに奮闘中。

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見積もりを確認して納得の工事を

塗装工事では、建物の図面に基づいた見積もりを作成してもらうことが大切です。塗料にはメーカーが定めた設計単価や標準使用量があるため、それに基づいた根拠ある見積もりであれば、内容を比較しやすくなります。

業者によっては建物の坪数で計算したり、「工事一式」とだけ記載されているあいまいな算出方法で計算していることも。坪数で計算した方が塗料は少なくて済むのですが、実際に必要な塗料は図面を見ないと分かりません。

こうした業者は塗料が足りなくなっても追加請求はしないでしょうから、どこで帳尻を合わせているのか不思議に思います。普通は3度塗りするところを、見えるところだけ3度塗りして、裏側は1度塗りで終わらせるなど、業者によってはそんな手抜き工事をするところもあるようです。

手抜き工事かどうかは大体2、3年後に表れます。塗装が剥がれてきたり、割れがでてきたり。手抜き工事ではなくても、人がやる手作業なので不備が出てくることもありますが、その時に速やかにアフターメンテナンスに対応してくれる業者かどうかも重要。相見積もりを取って比較検討し、内容をよく見ることが大事ですね。

また見積もりを取る時は業者によっては複数のプランを提案してくれます。長持ちする20年プランなどもあり、その分費用が高くなりますが、塗り替えの回数が減り、足場を何回もかけたくない人にはおすすめです。物価もどんどん上がっていくので、長期的に見たらその方がお得かもしれません。

ただ数年後に引っ越す予定がある場合や、将来は子どもの世代が住む場合など、家族のライフプランによって、何を選ぶべきかが変わってきます。どこまでの耐久性を求めるかと、将来的な見通しを踏まえて選ぶことが大事です。

業者選びは担当者との相性も重要

塗装業者の体系もいろいろあります。職人直営の塗装専門店、訪問販売を中心とする業者、住宅を建てた工務店やハウスメーカーなど。それぞれに特徴がありますが、塗装工事の実績や経験年数、地元に事務所があるか、工事後も相談しやすい体制が整っているかを確認すると良いでしょう。あと担当者との相性も重要だと思いますね。

定期的な点検が住まいを守る

建物の劣化を防ぐためには定期的なメンテナンスが欠かせません。一般的には10年前後を目安として、建物の状態を確認してみましょう。外壁を手で触ると白い粉が付くチョーキングや、青カビ・コケの付着、屋根の色あせや変色、塗膜の浮き・膨れ・剥がれなどがあれば塗り替え時のサインです。

シーリングのひび割れ・切れも要注意の症状。同じ分譲地や建売住宅では、近所で塗装工事をやり始めたのをきっかけに塗装する、なんていう人もいます。住まいを長く快適に保つためにも、症状が出てから慌てて工事をするのではなく、日頃から建物の状態を確認し、将来の暮らしに合ったメンテナンスを考えておきましょう。

メンテナンスの手間を減らして、住まいを長持ちさせる「ガルバリウム鋼板」

 ガルバリウム鋼板を用いた外壁や屋根にすることで、長期的な修繕コストや手間を大幅に削減することが可能です。新築時だけではなく、既存の屋根や外壁の上に新しい素材を重ねるカバー工法にも適しています。

大切な住まいを長持ちさせる外壁塗装 納得できる見積もりと業者選びのポイント
ガルバリウム鋼板の屋根

 こちらも大切!シロアリ対策

 外壁塗装と並んで建物を長持ちさせるためには、シロアリの専門業者による薬剤散布も必要。環境や健康に配慮して、昔より薬剤の効きが弱いものを使っているので、5年ごとが推奨されます。

大切な住まいを長持ちさせる外壁塗装 納得できる見積もりと業者選びのポイント