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【船橋市】船橋漁港で水辺の清掃イベントを開催

呼び掛けに応えて集まった人は30人以上。

2020年12月12日、東京湾岸エリアで環境保護活動を行う近隣の市民ボランティア団体と、船橋漁港の関係者による漁港の清掃活動が行われました。

海辺の清掃後、漁港で集合写真
▲回収したごみと記念撮影

かけがえのない江戸前の海を守る

グループを作り談笑しながら散策する人たち、一人で黙々と拾い続ける人。

それぞれが思い思いのスタイルで対象となるエリアをマイペースで歩き、ごみを拾っていきます。

和気あいあいとした雰囲気の1時間半の活動で、回収されたごみは指定ごみ袋30袋以上にもなりました。

港に流れ着くペットボトルや食品トレーをはじめ、プラスチックを主体とした生活ごみの多さに、初参加の人たちからは驚きの声が。

分別の難しい危険物や粗大ごみなども多く、中には「なんでこんなものまで」と参加者が顔を見合わせてしまうような物もありました。

自転車のごみ
▲自転車を見つけて「!」

船橋漁業の歴史は古く、周辺海域は江戸時代には「御菜浦」と称され、そこで獲れた海産物は将軍家の食卓にも並んでいました。

そんな歴史と文化のある豊かな海を守りたい。その思いを地域住民だけでなく、地元で魚を獲る漁業関係者も抱いています。

中でも海への思いがひときわ強いのが、漁業関係者側で今回の清掃活動をリードした海光物産株式会社の大野和彦社長です。

海からの恵みを
次世代に伝えるために

大野和彦社長
▲大野和彦社長

「瞬〆」と名付けた鮮度保持の技術で船橋のスズキをブランド化し、スズキの漁獲高で船橋を日本一に押し上げた貢献者でもある大野社長は、「持続可能な漁業」の実践への取り組みを続けています。

スズキ漁を、産卵期を避けた時期だけに限定していることなどもその一つ。

「将来的には漁具自体を環境への影響が少ない素材に変えていく必要があるが、出てしまったごみの流出を水際で止めるこういった清掃活動も非常に大切。海を庭とするわれわれが、これからも率先してこのような活動をしていかなければいけない」大野社長は語ります。

海を仕事場とする漁業従事者と、海を大切に思う市民とが、利害や立場を超えて協力したこの日の活動の意義を多くの参加者が実感しました。

道路沿いの投棄ごみ
▲投棄ごみも多かった道路沿い

「環境問題は産業革命の200年前からですから、良い方向に向かうには同じくらいの時間が必要なのかも」そう言って笑う大野社長。

「今」だけではなく、「これからもずっと」。

その思いが、船橋のきれいな海とおいしい魚を未来へ残すために必要とされています。(取材・執筆/ふじもり)

 

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